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 Excelで半円グラフを作成するとき、注意しなければならない落とし穴がある。グラフ上に表示する値が実数なら問題ないのに、パーセント表示にするととんでもない結果になる。どういうことか説明しよう。

パーセント表示で大失敗

 下図は、「グラフのデザイン」タブの「クイックレイアウト」から「レイアウト2」を選んで、「凡例」の場所などを移動した半円グラフだ。グラフの実数がパーセント表示に置き換わっている。しかし「完成品」と「未完成品」のパーセンテージの間違いが一目瞭然だ。「完成品」が「12%」で、「未完成品」が「38%」だ。これだと合計しても「50%」にしかならない。

半円グラフをパーセント表示にした。ところが「完成品」と「未完成品」の合計が50%になってしまった。これでは具合が悪い
半円グラフをパーセント表示にした。ところが「完成品」と「未完成品」の合計が50%になってしまった。これでは具合が悪い
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 それもそのはずで、このグラフでは「完成品」と「未完成品」の「合計」もデータ範囲に含んでいる。そのため全体に占める「完成品」と「未完成品」の割合の合計は、ちょうど半分の50%になる。だからこのようなとんでもないグラフになったわけだ。

 これを正常な百分率で表示にするにはちょっと工夫がいる。まず、グラフの基にした表のC列に「パーセンテージ」という列を設けて、ここに全体に占める完成品と未完成品の割合を計算する。

 C2(合計に対する完成品の割合)の場合だと「=B2/$B$4」と入力し、この数式をC4までオートフィルする。右クリックして「セルの書式設定」を選び、「表示形式」を「パーセンテージ」にして、小数点以下は表示しないようにする。

 結果、「完成品」は「24%」で、「未完成品」は「76%」になった。これが全体に占める正しい割合だ。この値を半円グラフに利用する。

「完成品」と「未完成品」の全体に占める割合を求めた(C2とC3)。この値を半円グラフに利用する
「完成品」と「未完成品」の全体に占める割合を求めた(C2とC3)。この値を半円グラフに利用する
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