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Excelで作成したスケジュール表に関数を用いると、いろいろ便利なことができる。今回はその一例を紹介したい。
DATE関数を使ったスケジュール表
下図は、前回の記事で紹介した方法で作成したスケジュール表に、「年」「月」「日」のセルを設けたものだ。A2:C2に年月日を指定すると、その日を起点にした日付がA5以下に表示されるようにする。
ポイントはA5のセルだ。ここにDATE関数を仕込むと、A2:C2の年月日を開始日にしたスケジュール表に一発で作り替えられる。
DATE関数 日付/時刻関数
=DATE(年、月、日)
指定された日付に対するシリアル値を返す。
・年……年を指定する。・月……月を指定する。
・日……日を指定する。
上記の関数構造表にあるように、DATE関数は指定した年月日を日付のシリアル値に変える関数だ。Excelは日付を、1900年1月1日を「1」とした連番(シリアル値)で管理している。1900年1月2日ならば「2」だ。
では、A5を選択して、「=DATE(A2,B2,C2)」と数式を書く。この程度の数式ならば、「関数の挿入」ダイアログを利用するよりも、直接入力するほうが手っ取り早いだろう。
数式を入力できたら[Enter]キーを押してみよう。はい、スケジュール表は2020年2月1日を始点とした日付に置き換わった。もちろんA2:C2の年月日を書き換えるとスケジュール表の日付が自在に変化する。