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カンマやピリオド(ドット)などで区切られたテキストデータをExcelに読み込むと、それらの記号を区切り位置にしてセルに分割できる。ただし、分割した後にいろいろと面倒が生じることがある。その一つに各セルの冒頭に入る空白(半角スペース)がある。Wordからコピー&ペーストした下図の文献目録を例に、対処法を考えてみたい。
ピリオドでセルに分割
Wordでは、「参考資料」タブの「資料文献の管理」ボタンで、引用や参照した文献を登録できる。こちらに文献を登録しておくと「文献目録」ボタンで文献一覧を簡単に作成できる。上図はWordで作った「Chicago」形式(引用スタイル)の文献一覧をコピーしてExcelにペーストしたものだ。
ご覧のように著者名や書名が1つのセルに入っている。これを著者名や書名ごとに違うセルに分割するには、「データ」タブにある「区切り位置」ボタンを使用する。
まず、テキストデータの入っているA列全体を選択する。次に「区切り位置」ボタンをクリックし、「カンマやタブなどの区切り文字……」にチェックを入れて「次へ」ボタンを押す。「区切り文字」で「その他」だけにチェックを入れて、右横のテキストボックスに「.(ピリオド)」を入力する。今回のテキストデータでは、著者名や書名の区切りがピリオドになっているから、これを区切り文字にしてセルに分割するわけだ。
では、「完了」ボタンを押してみよう。ピリオドを区切りにして、著者名や書名を別々のセルに分割できた。これだとExcelでデータを扱いやすくなる。