縦棒と折れ線を組み合わせたグラフをよく見かける。これを一般に2軸グラフと呼んでおり、通常は左縦軸に実数、右縦軸にパーセンテージをとるケースが多い。今回はプロっぽく見える2軸グラフをパパッと作成してみたい。
実数とパーセンテージの2種類が定番
まず、2軸データに適したデータを用意する。例えば「売り上げ」と「前年比」の推移のように、実数とパーセンテージが最もオーソドックスな組み合わせになる。下図はその一例で、ある施設の入場者数と前年比の推移を示した表だ。ここから次の要領で2軸グラフを作成する。
このようにあまりにもあっけなく2軸グラフが出来上がってしまった。とはいえ、このままプレゼンには利用できない。細部を見ると調整したい箇所がいくつかある。ここでは、(1)グラフタイトル、(2)軸の最小値、(3)データラベルという手順で、細部を調整していきたい。
まずはグラフタイトルからだ。今回の元データにはA1に「入場数推移」と入力してある。これをタイトルに利用しよう。
次に左縦軸の数値を見ると、最小値が「15,000」になっている。これを「0」から始まるように調整しよう。