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 Excelで作る表は、正確さが欠かせない。しかし、文字や値がただ延々と続いているだけでは読み手を引き付けるのは難しい。実際、着色や文字の折り返し、枠線の設定、文字列の調整など、シンプルな技の組み合わせで、見違える表になるものだ。今回はその一例を示したい。

コピペしたテキストから見やすい表へ

 下図はWordからコピーしたテキストをExcelに貼り付けたものだ。もちろんこのままだと人には見せられない。ここではたった5つの演出で見違える表にしてみたい。

単にテキストを貼り付けただけのファイル。これでは人に見せられない
単にテキストを貼り付けただけのファイル。これでは人に見せられない
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まず、A1:A3を選んで、「ホーム」タブの「セルのスタイル」ボタンから「アクセント1」を選ぶ。列見出しらしくなった
まず、A1:A3を選んで、「ホーム」タブの「セルのスタイル」ボタンから「アクセント1」を選ぶ。列見出しらしくなった
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次にB列の列幅をここでは「53.13(430ピクセル)」程度まで広げる。さらにB列の列ラベルをクリックしてB列全体を選び、「ホーム」タブの「折り返して全体を表示する」ボタンを選ぶ。テキストがセル内で折り返しになり、行高が自動的に調整された
次にB列の列幅をここでは「53.13(430ピクセル)」程度まで広げる。さらにB列の列ラベルをクリックしてB列全体を選び、「ホーム」タブの「折り返して全体を表示する」ボタンを選ぶ。テキストがセル内で折り返しになり、行高が自動的に調整された
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B1:B3を選び、「罫線」ボタン横の「▼」ボタンを押し、「格子」を選ぶ
B1:B3を選び、「罫線」ボタン横の「▼」ボタンを押し、「格子」を選ぶ
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 以上の設定でかなり見やすい表になった。さらに下記の要領で文字列を演出して、さらに読みやすい表に仕上げよう。

B1を選んで「フォントサイズ」を「18」に設定する。さらに、「太字」を設定した
B1を選んで「フォントサイズ」を「18」に設定する。さらに、「太字」を設定した
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B3については重要語のみを強調表示にする。B3をダブルクリックしてセル内でテキストを編集できるようにし、「プライミング効果」を選択して「文字色」を「青、アクセント1、黒+基本色25%」、さらに「太字」の設定をした。他の重要語も同じ演出をする
B3については重要語のみを強調表示にする。B3をダブルクリックしてセル内でテキストを編集できるようにし、「プライミング効果」を選択して「文字色」を「青、アクセント1、黒+基本色25%」、さらに「太字」の設定をした。他の重要語も同じ演出をする
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 このように、シンプルな技の組み合わせで、断然見やすい表を作れることが分かると思う。