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 宿泊施設の価格と満足度を示した表がある。このような表は散布図にすると、価格と満足度の関連がビジュアル化できる。以下、見栄えの良い散布図をテキパキと作成する方法を紹介しよう。

施設名、価格、満足度からなる表。散布図を作成する場合、X値とY値に価格と満足度を利用することになる
施設名、価格、満足度からなる表。散布図を作成する場合、X値とY値に価格と満足度を利用することになる
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選択するのはX値とY値

 散布図の場合、選択するデータはX値とY値(グラフのX軸とY軸)に対応するものとなる。ここでは価格と満足度の値をX値とY値にする。よって、B1:C6を選択して、「挿入」タブの「散布図(X,Y)またはバブルチャートの挿入」から「散布図」を選ぶ。これで価格と満足度の相関を示す散布図を一発で作成できる。

B1:C6を選択して、「挿入」タブの「散布図(X,Y)またはバブルチャートの挿入」から「散布図」を選ぶ
B1:C6を選択して、「挿入」タブの「散布図(X,Y)またはバブルチャートの挿入」から「散布図」を選ぶ
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一発で散布図を作成できた。図では高さを調整している。価格と満足度がほぼ正の相関になっているのが分かる
一発で散布図を作成できた。図では高さを調整している。価格と満足度がほぼ正の相関になっているのが分かる
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 このような散布図では、各プロット(データマーカー)に施設名を表示したいものだ。実はExcelの古いバージョンでは、各プロットへの名称表示が非常に煩雑だった。しかしながら、ここで使用しているMicrosoft 365版のExcelなどでは、名称の表示が容易にできるようになっている。次の通りだ。

散布図を選択したら、右上にある「+(グラフ要素)」ボタンから「データラベル」をチェックし、さらに右に現れた三角マークをクリックして「その他オプション」を選択する
散布図を選択したら、右上にある「+(グラフ要素)」ボタンから「データラベル」をチェックし、さらに右に現れた三角マークをクリックして「その他オプション」を選択する
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「データラベルの書式設定」作業ウィンドウが現れるので、「ラベルオプション」→「ラベルオプション」→「ラベルオプション」にある「ラベルの内容」から「セルの値」をチェックする
「データラベルの書式設定」作業ウィンドウが現れるので、「ラベルオプション」→「ラベルオプション」→「ラベルオプション」にある「ラベルの内容」から「セルの値」をチェックする
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「データラベルの範囲」ダイアログが開くので、「データラベルの範囲の選択」にカーソルを置いて、「施設名」が入力してあるA2:A6を選ぶ
「データラベルの範囲」ダイアログが開くので、「データラベルの範囲の選択」にカーソルを置いて、「施設名」が入力してあるA2:A6を選ぶ
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「OK」ボタンを押すと、各プロットに施設名を表示できた
「OK」ボタンを押すと、各プロットに施設名を表示できた
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