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 試験の点数はABCで評価することが多い。ある試験では、90点以上が「A」、75点以上が「B」、50点以上が「C」、25点以上が「D」、25点未満は「再試」となる。7人の学生が受けた試験の点数を例に、関数を使って評価を一発で示したい。

複数の条件をテキパキ扱えるIFS関数

 この場合、IFS関数を利用すると時短に効く。これは条件に合致するか否かで表示する結果を変えられるIF関数の親戚筋に当たる。

 今回の事例のように複数の条件をIF関数で扱う場合、IFを繰り返し使用して条件を入れ子にする必要がある。これに対してIFS関数では、複数の条件を延々と設定でき、関数の再使用や入れ子のわずらわしさもない。ただし古いバージョンには対応しておらず、Microsoft Excel 2019やMicrosoft 365の最新バージョンが必要になる。

IFS関数 論理関数

=IFS(論理式,真の場合,論理式,真の場合,……)

 1つ以上の条件が満たされるかチェックし、最初に条件を満たした値を返す。

①論理式 真または偽のどちらかに評価できる値または式を指定する。
②真の場合 論理式が真の場合に返す値を指定する。

 まず、C2を選択し、「数式」タブの「論理」ボタンから「IFS」を選ぶ。「関数の引数」ダイアログが開いたら、「論理式1」にカーソルがあることを確認してB2をクリックする。続けて「>=90」と入力する。すると、「論理式1」の数式は「B2>=90」となった。

「数式」タブ→「論理」ボタン→「IFS」を選ぶ
「数式」タブ→「論理」ボタン→「IFS」を選ぶ
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「関数の引数」ダイアログが開いたら、「論理式1」の数式を「B2>=90」と設定する
「関数の引数」ダイアログが開いたら、「論理式1」の数式を「B2>=90」と設定する
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 ポイントは「>=」の扱いで、こちらは「以上」を意味する比較演算子に当たる。「B2>=90」の場合、「B2が90以上ならば」という意味になる。

 比較演算子にはこれ以外にも「<=」(以下)、「>」(より大きい)、「<」(より小さい)、「<>」(等しくない)がある。「=」(等しい)も比較演算子の1つだ。

 次に「論理式1」で設定した「B2>=90」の条件にかなう場合の結果「A」を「値が真の場合1」に入力する。ちなみに、「値が真の場合1」にカーソルを移動すると、「論理式2」のテキストボックスが自動的に現れる。

「値が真の場合1」に「A」と入力する。文字列を入力する場合、「””」で囲むのが基本ながら、省略しても後からExcelが勝手に入力してくれる。このお節介はありがたい
「値が真の場合1」に「A」と入力する。文字列を入力する場合、「””」で囲むのが基本ながら、省略しても後からExcelが勝手に入力してくれる。このお節介はありがたい
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