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 Excelでは決められた値を繰り返し入力しなければならないことがよくある。このような場合、入力ミスを防ぐためにドロップダウンリストを用いたい。

ドロップダウンリストを設定する

 ドロップダウンリストは、指定した値または指定した範囲にある値をメニューに表示し、そこから目的の値を選択できる機能だ。

 下図の例では、D列にはそれぞれのメンバーの「ランク」をドロップダウンリストを用いて表示できるようにする。「ランク」は「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」「レッド」の4種類でA列に表記してある。

 まず、D列の列見出しをクリックしてD列全体を選択する。次に「データ」タブから「データの入力規則」を選ぶ。ダイアログが現れるので、「入力値の種類」から「リスト」を選択する。「空白を無視する」「ドロップダウンリストから選択する」にチェックが入っていることを確認して、「元の値」にカーソルを置き、A2:A5を選択する。

D列を選択して、「データ」タブの「データの入力規則」を選ぶ
D列を選択して、「データ」タブの「データの入力規則」を選ぶ
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「データの入力規則」ダイアログで「入力値の種類」から「リスト」を選ぶ。次に「元の値」にカーソルを置いてA2:A5を選択する 。カンマ区切りで値を直接入力する方法もある
「データの入力規則」ダイアログで「入力値の種類」から「リスト」を選ぶ。次に「元の値」にカーソルを置いてA2:A5を選択する 。カンマ区切りで値を直接入力する方法もある
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 以上の設定ができたら「OK」ボタンを押す。では、D列のセル(今回はD2)をクリックしてみよう。セルの右横に「▼」ボタンが現れた。これをクリックすると、指定した4種類の値をメニューに表示できた。目的の値を選ぶと、その値をセルに入力できる。

D列のセルを選択すると、右横に「▼」ボタンが現れる。この「▼」ボタンをクリックすると指定した値がメニューとして表示される
D列のセルを選択すると、右横に「▼」ボタンが現れる。この「▼」ボタンをクリックすると指定した値がメニューとして表示される
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