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 グラフは見せ方によって、人を惑わせることがある。その一例を下図に示した。こちらは東店と西店の1日の来客数を示した棒グラフだ。最近、これと同様のグラフをよく見かけるのではないか。

東店(左)と西店における1日の来客数の推移。一見すると両店とも同程度の来客数が同じ傾向で推移しているように見える
東店(左)と西店における1日の来客数の推移。一見すると両店とも同程度の来客数が同じ傾向で推移しているように見える
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軸の最大値を共通にする

 このように両グラフを並べて見ると、東店と西店は両店とも毎日同程度の来客数があり、同じ傾向で推移しているように見える。しかしながら、縦軸の値をよく見てもらいたい。東店の最大値は「400」人、対する西店は「800」人で、東店の来客数の規模は、西店のほぼ半分レベルであることが分かる。

 両グラフを適切に比較するには、軸の最大値を共通にする必要がある。もちろん「400」人で共通にすると西店のグラフが途中で切れてしまうため、東店の最大値を「800」人にする必要がある。

 東店の縦軸の値をダブルクリックしてみよう。「軸の書式設定」作業ウィンドウが開く。「軸のオプション」→「軸のオプション」→「軸のオプション」の「境界値」に「最大値」がある。現在は「400.0」となっているが、これを「800」に書き換える。

東店の縦軸の値をダブルクリックして、「軸の書式設定」作業ウィンドウの「最大値」を「800」に書き換える
東店の縦軸の値をダブルクリックして、「軸の書式設定」作業ウィンドウの「最大値」を「800」に書き換える
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 では、再度両グラフを比較してみよう。あれほど似かよっていたグラフだが、来客数の規模を比較しやすいように示したため、まったく異なるグラフになった。まさに「軸のマジック」ではないか。

最大値を共通にした東店と西店のグラフ。来客数の規模が違うため、より正確に東店と西店を比較できる
最大値を共通にした東店と西店のグラフ。来客数の規模が違うため、より正確に東店と西店を比較できる
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