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並び替えても連番はそのまま

 このトラブルを回避するにはROW関数を利用して連番を振ればよい。ROW関数は指定したセルの行番号を返す関数で書式もシンプルだ。

ROW関数 検索・行列関数
=ROW([参照])
指定したセルの行番号を返す。
(1)参照 省略可能。セルやセルの範囲を指定する。省略するとその数式が入力さている行の番号を返す。

 引数は「参照」を取るだけだが、こちらは省略可能である。そのため、「参照」にセルアドレスや範囲を何も指定しない場合、ROW関数を入力したセルの行番号が返る。

 では、「No」に入力した連番をクリアして、A2を選んだら、「数式」バーに直接「=ROW()」と入力する。「()」は半角のかっことかっこ閉じるだ。

 これで[Enter]キーを押すと、ROW関数を入力したA2の行番号である「2」が返る。しかし、今回はA2を連番の先頭にしたいから、行番号の「2」から「1」を引く必要がある。よって、「=ROW()」と入力したら、さらに続けて「-1」と入力し、数式を「=ROW()-1」とする。これで[Enter]キーを押してみよう。A2には「1」が返る。この数式をA9までオートフィルすると、相対参照がうまく働いて、それぞれの行番号マイナス1が返るため連番になる。

「=ROW()」のように引数を無しにすると、ROW関数は数式が入力されている行番号を返す。今回はそこから「1」を引き、この数式をオートフィルする
「=ROW()」のように引数を無しにすると、ROW関数は数式が入力されている行番号を返す。今回はそこから「1」を引き、この数式をオートフィルする
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 では、連番がメチャクチャにならないか試してみよう。「クラス」とあるD1をクリックして、「ホーム」タブの「並べ替えとフィルター」から「昇順」を選ぶ。再び表の並べ替えが行われたが、連番は崩れず、きちんと通し番号になっている。

「クラス」とあるD1をクリックして、「並べ替えとフィルター」から「昇順」を選んで並べ替えたが連番は崩れない
「クラス」とあるD1をクリックして、「並べ替えとフィルター」から「昇順」を選んで並べ替えたが連番は崩れない
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ナカノアキラ
プランニング・ファクトリーサイコ
1962年、滋賀県生まれ。歴史、経済経営、情報の3分野で執筆する。主な著書に『超一流のアイデア力』(日経BP社)、『IT全史──情報技術の250年を読む』『幻の五大美術館と明治の実業家たち』(祥伝社)、『流出した日本美術の至宝』『世界漫遊家が歩いた明治ニッポン』『裸はいつから恥ずかしくなったか──「裸体」の日本近代史』(筑摩書房)、『超図解「21世紀の哲学」がわかる本』(学研プラス)などがある。オフィシャル・サイトはhttp://www.pcatwork.com