Excelを使っていて悩むのは、1枚のシートに列幅の異なる表を上下に並べたい場合だ。その場合、セル結合をやり繰りして、上下の表の列幅を統一するという手法がある。
しかし、列幅の異なる表を既に作成済みの場合、新たにセル結合による表を作成するのでは手間がかかる。そこで今回は「リンクされた図」を用いて時短を図りたい。
「貼り付け」の「リンクされた図」を利用
下図は同じブックに「審査員」と「審査結果」という2枚のシートがあり、それぞれに列幅の異なる表を持つ。
今回は「●審査員」の表の下に「●審査結果」の見出しを設けて、その下に「審査結果」シートにある表をレイアウトしたい。
まず、あらかじめ「審査員シート」のA9に「●審査結果」と入力する。次に「審査結果」シートを選択して、A1:E8を選択してコピーする。再び「審査員」シートに移動し、A10を選択して、「ホーム」タブの「貼り付け」の「▼」ボタンから「リンクされた図」を選ぶ。
すると「審査結果」の表を図の形式で挿入できた。文字通り「図」と同様なので、四隅および上下左右のハンドルをドラッグしてサイズを調整できる。ここでは、横幅を上にある審査員の表とそろえるようにサイズを調整した。その際に[Shift]キーを押しながら右下隅のハンドルをドラッグすれば、縦横比を変えずにサイズを調整できる。