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 Excelで関数を扱う場合、そもそもどのような関数があるのか知っておくのは欠かせない。ただし、関数の書式まで完璧に頭に入れておく必要はない。多様なアンチョコを用いて関数式を完成させる。これがベテランでも用いている方法なのだ。

関数を手早く入力する

 関数入力の基本は、「数式」タブにある「関数ライブラリ」から関数グループのボタンをクリックし、目的の関数を選ぶ。そうして「関数の引数」ダイアログを用いて数式を完成させるというものだろう。もちろんこの方法でも問題ないのだが、ここでは関数に慣れた人が用いているやり方を、DATE関数を例に紹介したい。

DATE関数 日付/時刻関数

=DATE(年,月,日)

 指定された日付に対するシリアル値を返す。
①年 年を指定する。 ②月 月を指定する。 ③日 日を指定する。

B列からD列には、生年月日の「年」「月」「日」がそれぞれ入力してある。DATE関数を用いて「年月日」形式の日付のシリアル値にする。E2を選んだら「=DA」と入力してみよう。「DA」で始まる関数が一覧表示される。先頭にある「DATE」をダブルクリックする
B列からD列には、生年月日の「年」「月」「日」がそれぞれ入力してある。DATE関数を用いて「年月日」形式の日付のシリアル値にする。E2を選んだら「=DA」と入力してみよう。「DA」で始まる関数が一覧表示される。先頭にある「DATE」をダブルクリックする
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セルに「=DATE(」と入った。その下を見ると「DATE(年,月,日)」とある。これはDATE関数の書式を示している。つまり引数は3つで、「年」「月」「日」をそれぞれカンマで区切って指定すればよいことが、直感的に分かるだろう。このヒントはベテランでも大いに活用している
セルに「=DATE(」と入った。その下を見ると「DATE(年,月,日)」とある。これはDATE関数の書式を示している。つまり引数は3つで、「年」「月」「日」をそれぞれカンマで区切って指定すればよいことが、直感的に分かるだろう。このヒントはベテランでも大いに活用している
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B2を選んでカンマを打つ。すると、書式の「月」部分が太字になった。これは次に「月」を入力せよと、Excelがヒントを出してくれている
B2を選んでカンマを打つ。すると、書式の「月」部分が太字になった。これは次に「月」を入力せよと、Excelがヒントを出してくれている
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続いてC2を選んでカンマを打ち、D2を選ぶ。最後に「)」と入力すれば式が完成する
続いてC2を選んでカンマを打ち、D2を選ぶ。最後に「)」と入力すれば式が完成する
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[Enter]キーを押すと生年月日がシリアル値で返った
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