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売上高などにはROUNDDOWN関数を利用

 特定の桁で値を四捨五入する方法がわかったと思う。ただし、売上高のような場合、値の四捨五入には配慮が必要だ。というのも、いくら概数とはいえ、切り上げになった場合、実際の売上高よりも水増しした値になってしまうからだ。このような場合は、同じく「数学/三角」ボタンにあるROUNDDOWN関数を利用して、切り捨てにするのが無難かもしれない。

ROUNDDOWN関数 数学/三角関数
=ROUNDDOWN(数値, 桁数)
指定した桁数で数値を切り捨てる。 (1)数値 切り捨ての対象となる数値を指定する。 (2)桁数 切り捨てた結果を表示する桁数を指定する。

 ROUNDDOWN関数もROUND関数と同じ引数からなる。また、引数「桁数」の振る舞いも同様で、小数点以下の切り捨ては正の数、整数の切り捨ては負の数で指定する。

ROUNDDOWN関数を用いて千の位以下を切り捨てた。数式は「=ROUNDDOWN(A2, -4)」で、引数はROUND関数と全く同じだ
ROUNDDOWN関数を用いて千の位以下を切り捨てた。数式は「=ROUNDDOWN(A2, -4)」で、引数はROUND関数と全く同じだ
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 このようにROUND関数もROUNDDOWN関数も、四捨五入と切り捨てという違いこそあるものの、引数の設定は全く同じだ。さらに切り上げを行うROUNDUP関数もあり、こちらもやはり同じ引数を持つ。これら3つはROUND関数ファミリーとして一緒に覚えておきたい。

ROUNDUP関数 数学/三角関数
=ROUNDUP(数値, 桁数)
指定した桁数で数値を切り上げる。 (1)数値 切り上げの対象となる数値を指定する。 (2)桁数 切り上げた結果を表示する桁数を指定する。
ROUNDUP関数を用いて千の位で切り上げた。ROUND関数およびROUNDDOWN関数と合わせて覚えておこう
ROUNDUP関数を用いて千の位で切り上げた。ROUND関数およびROUNDDOWN関数と合わせて覚えておこう
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ナカノアキラ
プランニング・ファクトリーサイコ
1962年、滋賀県生まれ。歴史、経済経営、情報の3分野で執筆する。主な著書に『超一流のアイデア力』(日経BP社)、『IT全史──情報技術の250年を読む』『幻の五大美術館と明治の実業家たち』(祥伝社)、『流出した日本美術の至宝』『世界漫遊家が歩いた明治ニッポン』『裸はいつから恥ずかしくなったか──「裸体」の日本近代史』(筑摩書房)、『超図解「21世紀の哲学」がわかる本』(学研プラス)などがある。オフィシャル・サイトはhttp://www.pcatwork.com