Excelで表を作るときに、単位を付けたいことがある。その一例が下図で、各店舗に寄せられたクレームの件数を一覧にした表だ。しかしよく見ると、「クレーム数」の単位である「件」がB列ではなくC列に入力されている。このような、数値の単位を別セルに入力した表をよく見かける。
「数値の表示形式」を調整する
確かにB列に直接「13件」などと入力すると、この値は数値ではなく文字列として扱われる。そのため集計やグラフに利用できない。だからこの表では単位を別セルに入力しているわけだ。
しかし「数値の表示形式」を利用すると、B列に数値の単位を自動的に表示できる。わざわざ別セルに単位を入力する必要はない。やり方も非常に簡単だ。
まず、単位が入力してあるC列を削除し、B2:B5を選択する。次に「ホーム」タブの「数値」グループの右下にある「→」をクリックして「セルの書式設定」ダイアログを開く。
続いて「分類」から「ユーザー定義」を選び、「種類」から「0」をクリックする。さらに、「種類」に「0」と入ったら、その後にカーソルを置いて、「件」と入力する。「OK」ボタンを押すと、クレーム数に「13件」などと単位を付けられた。