全1118文字
PR

 あなたは観葉植物を扱う販売店に勤めており、各店の売り上げ状況をデータにまとめているとする。ここに各店が販売した商品の販売個数を記録したシートが3日分ある。それぞれの担当者により日にちごと別のブックのシートに入力されていて、項目が異なり順番もまちまちだ。これを1つのシートにまとめたい。そんなことができるのか。

項目や順番がまちまちのシート。いずれも商品の販売個数を記録してある。1枚のシートで管理したいが、どうやってまとめればよいか
項目や順番がまちまちのシート。いずれも商品の販売個数を記録してある。1枚のシートで管理したいが、どうやってまとめればよいか
[画像のクリックで拡大表示]

「統合」でレイアウトが異なるシートを1つにまとめる

 このようなレイアウトが異なるシートでも「統合」機能を用いると、項目の自動追加や販売個数の自動計算など、手作業では煩雑この上ない作業を自動的にこなしてくれる。

 まず、データが何も入力されていない「まとめ」シートだけを持つブックを作る。同時に、レイアウトが異なる3枚のシートがあるブックも開く。ここでは、それぞれ異なるシートを持つブックの名称が、「12月10日」「12月11日」「12月12日」になっている。

 次に、「まとめ」シートのA1を選んで、「データ」タブ下の「データツール」の中にある「統合」ボタンをクリックする。「統合の設定」ダイアログが開くので、次の要領で3枚のシートを1つにまとめてしまう。

A1を選択して「データ」タブの「統合」ボタンをクリックして、「統合の設定」ダイアログを開いた。「集計の方法」が「合計」であることを確認し、「統合元データとリンクする」「上端行」「左端列」それぞれにチェックを入れる
A1を選択して「データ」タブの「統合」ボタンをクリックして、「統合の設定」ダイアログを開いた。「集計の方法」が「合計」であることを確認し、「統合元データとリンクする」「上端行」「左端列」それぞれにチェックを入れる
[画像のクリックで拡大表示]
「統合元範囲」にカーソルを置いて、「表示」タブから「ウィンドウの切り替え」ボタンをクリックし、一覧から「12月10日」を選ぶ。一覧が表示されない場合、ファイルを開いていないか、開いていても表示されない場合は全ファイルを開き直す必要がある
「統合元範囲」にカーソルを置いて、「表示」タブから「ウィンドウの切り替え」ボタンをクリックし、一覧から「12月10日」を選ぶ。一覧が表示されない場合、ファイルを開いていないか、開いていても表示されない場合は全ファイルを開き直す必要がある
[画像のクリックで拡大表示]
「12月10日」のシートが前面に出たら、A1:C4を選択する。「統合元範囲」に「'12月10日'!$A$1:$C$4」と入ったことを確認し、「追加」ボタンをクリックする。すると「統合元」に「'12月10日'!$A$1:$C$4」が入った。これで「12月10日」のシートを登録できた
「12月10日」のシートが前面に出たら、A1:C4を選択する。「統合元範囲」に「'12月10日'!$A$1:$C$4」と入ったことを確認し、「追加」ボタンをクリックする。すると「統合元」に「'12月10日'!$A$1:$C$4」が入った。これで「12月10日」のシートを登録できた
[画像のクリックで拡大表示]