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Excelに限らず、アプリを利用していると、何でこんな簡単なことができないのか、とイライラすることがある。Excelで作った横棒グラフの順番もその一つではないだろうか。
並び順が逆になる横棒グラフ
下図のA1:B7は候補者の支持率を示したシンプルな表だ。この表を選んで「挿入」タブの「縦棒」ボタンから「集合横棒」を選ぶと、図に示した横棒グラフを一発で作成できる。
A1:B7を選択して、「挿入」タブ→「縦棒」ボタン(あるいは「おすすめグラフ」)→「集合横棒」で横棒グラフを作った。図では作成後、グラフの右上に現れる「グラフ要素」ボタンから「データラベル」にチェックを入れて、データラベルを表示している
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この横棒グラフと元の表を見比べてもらいたい。項目の並びが逆順になっているのが分かるだろう。今回のような支持率グラフでは、上から支持の高い候補者順に並べ、最後に「特になし」の割合を示すのが一般的だ。つまり、表と同じ並び順で横棒グラフも表示したい。しかし、だからといって表を一から作り直すのは、あまりにもばかばかしくてやっていられない。次の方法を用いれば問題を解決できる。
グラフの縦軸をダブルクリックして「軸の書式設定」作業ウィンドウを表示する。「軸のオプション」の「軸位置」にある「軸を反転する」にチェックを入れる
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項目を表と同じ並び順にできた(P/Q/R/X/Y/特になし)
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軸を反転したため、横軸のラベルが上に行ってしまった。慌てず縦軸をクリックし、「軸のオプション」の「横軸との交点」にある「最大項目」をチェックする
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これで横軸のラベルを下に持っていける
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