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 Excelの「ホーム」タブにある「セルのスタイル」には、あらかじめ設定されたセルのスタイルが登録されている。手早く表の見栄えを整えるには「テーブル」機能を用いるのが確かに手っ取り早い。ただ、「セルのスタイル」もなかなか使えるので、今回はそのワザを紹介したいと思う。

選択してスタイルを適用する

 下図は、何の書式も設定していない、2店舗の月別売上高を示すシンプルな表だ。これに「セルのスタイル」を順次適用して、表をドレスアップする。

まず行見出しを装飾する。A1:D1を選択して、「セルのスタイル」から「アクセント1」を選ぶ
まず行見出しを装飾する。A1:D1を選択して、「セルのスタイル」から「アクセント1」を選ぶ
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さらに、「ホーム」タブの「文字列中央揃え」を選ぶ。これで見出しらしくなった
さらに、「ホーム」タブの「文字列中央揃え」を選ぶ。これで見出しらしくなった
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A8:D8を選んで、「セルのスタイル」から「集計」を選ぶ。これで集計行らしくなった
A8:D8を選んで、「セルのスタイル」から「集計」を選ぶ。これで集計行らしくなった
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B2:D8を選んで「セルのスタイル」から「桁区切り」を選ぶ。カンマが付いた。もちろん「ホーム」タブの「桁区切りスタイル」を選んでもよい
B2:D8を選んで「セルのスタイル」から「桁区切り」を選ぶ。カンマが付いた。もちろん「ホーム」タブの「桁区切りスタイル」を選んでもよい
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 たったこれだけの設定で、当初の表とは見栄えががらりと変わった。さらに、各データ行の下枠に青線を設定してより見栄えを引き立てたい。ただ、「セルのスタイル」には下枠が青線のスタイルがない。これは新たに設定する必要がある。

「ホーム」タブの「罫線」ボタン横の「▼」から「線の色」を選び、「青、アクセント1、黒+基本色25%」を選ぶ
「ホーム」タブの「罫線」ボタン横の「▼」から「線の色」を選び、「青、アクセント1、黒+基本色25%」を選ぶ
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ポインターがペン状になるので、2行目と3行目の間にある枠線をペンでたどる。すると青線が付く。[Esc]キーを押すと機能を解除できる
ポインターがペン状になるので、2行目と3行目の間にある枠線をペンでたどる。すると青線が付く。[Esc]キーを押すと機能を解除できる
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