
(写真:123RF)
変化に強いシステムを実現するため、アジャイル開発が注目されている。これまでも浮き沈みを繰り返してきたアジャイル開発だが、今度こそ普及の兆しが見えてきた。一部のプラクティスを活用するのがポイントだ。システム開発の新常識を事例から明らかにする。
変化に強いシステムを実現するため、アジャイル開発が注目されている。これまでも浮き沈みを繰り返してきたアジャイル開発だが、今度こそ普及の兆しが見えてきた。一部のプラクティスを活用するのがポイントだ。システム開発の新常識を事例から明らかにする。
アジャイル開発を始めたり、プラクティスをうまく取り込んだりするには「エンジニアのスキル」「チーム体制」「契約」の3つが重要だ。とりわけエンジニアには(1)高いコミュニケーションスキル、(2)アジャイル向け技術スキル、の2つが求められるようになる。
タスクボードやKPTボードはチーム運営に役立つ。見える化により属人化を排し、遅延リスクを下げられる。RedmineやJIRAなどのタスク管理ツールは機能を絞って活用したい。
ウォーターフォール型の開発が向くシステムもあれば、アジャイル型が向くシステムもある。アルバイトの求人情報サイト「タウンワーク」を構築・運用しているリクルートジョブズの事例から、アジャイルで開発すべきシステムを判断する基準や体制を探ろう。
アジャイル開発の一部のプロセスやプラクティスをピンポイントで取り入れるのが有効だ。一部のプロセスやプラクティスの導入だけならハードルは低い。ウォーターフォール型のプロセスの一部にアジャイル手法を取り込むことで、開発のスピードや品質が向上できる。3つの事例から開発の進め方のコツを探ろう。
ウォーターフォールに慣れた現場を、いきなりアジャイル開発に全面移行するのは無理がある。アジャイル開発の一部のプロセスやプラクティスをピンポイントで取り入れるのが有効だ。「ここだけアジャイル」で、変化に強い開発現場は作れる。