経営層や上司から「IoTをやれ」と言われ、思うような成果が出ないと悩んではいないだろうか。PoC(Proof of Concept:概念実証)までは到達するものの、その先に進むことは極めてまれ。そんな場合は一度、IoTの捉え方を根底から見直してみてはいかがだろうか。ここでは、先の見えないIoTを再始動するためのヒントが見つかる記事をセレクトした。

経営層や上司から「IoTをやれ」と言われ、思うような成果が出ないと悩んではいないだろうか。PoC(Proof of Concept:概念実証)までは到達するものの、その先に進むことは極めてまれ。そんな場合は一度、IoTの捉え方を根底から見直してみてはいかがだろうか。ここでは、先の見えないIoTを再始動するためのヒントが見つかる記事をセレクトした。
宮田喜一郎CTOに聞く
オムロンは2018年4月、同社が掲げる「技術経営」を推進するための新会社を始動した。かつては創業者が職人的に実践してきた技術経営を組織で再現する。全体像を描く同社CTOの宮田喜一郎氏に聞いた。
データを確実に送る
920MHz帯を利用するアンライセンスLPWAの1つとして、2017年に突如として現れたのがソニーが独自開発したLPWA。基地局と100km以上離れていても通信できるLPWAとして注目を浴びたが、アピールポイントを遠距離“安定”通信に変えている。
セルラーLPWA発進
低消費電力で数k~数十kmをカバーできるIoT向けの無線通信方式「LPWA(Low Power Wide Area)」。先行したのは免許不要帯を使った「Sigfox」や「LoRa」だが、ここにきて大手携帯電話会社が免許帯を利用する「セルラーLPWA」の商用サービスを相次ぎ始めた。
高品質な3Dデータを作り込み
独Siemens(シーメンス)がIoT活用をさらに深化させつつある。その舞台は、産業用モーターなどを造る同社のバート・ノイシュタット工場だ。ここで同社が重視しているのは、フィジカル世界の工場をいかにデジタル世界に再現するかということ。いわゆる「デジタルツイン」である。
土木工事の全工程を対象に
建設機械の遠隔監視サービス「KOMTRAX(コムトラックス)」をいち早く展開するなど、IoTの先進企業として知られるコマツ。その同社が、新たなIoT基盤を打ち出した。土木工事における全ての工程を対象とした「LANDLOG(ランドログ)」である。