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 ドイツ・ダイムラー(Daimler)が約40年ぶりに全面改良したオフロードタイプの新型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「メルセデス・ベンツ Gクラス」(図1)。悪路の走破性や角張った外観デザインといった従来の特徴を改善・維持しながら、予防安全機能などに最新技術を取り込んだ。全面改良に当たって、同社はどのような点を重視したのか。新型車の商品企画責任者であるミヒャエル・ベルンハルト(Michael Bernhardt)氏に聞いた。

図1 新型「Gクラス」の悪路走行のデモ
図1 新型「Gクラス」の悪路走行のデモ
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1979年の発売から約40年が経過した。この時期に全面改良した理由は。

 第1の理由は予防安全性能の強化だ。特に、自動ブレーキを歩行者に対応させる必要があった。従来のGクラスの予防安全機能は、渋滞時にも対応する先行車追従(ACC)や車両後方の死角検知支援などにとどまっていた。

 今回の改良では、ダイムラーの「Sクラス」や「Eクラス」と同等の先進運転支援システム(ADAS)を搭載した。これにより、自動ブレーキも歩行者に対応できるようになった(図2)。

図2 ダイムラーのミヒャエル・ベルンハルト氏
図2 ダイムラーのミヒャエル・ベルンハルト氏
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 第2に内装を変えたかった。これまでの車両の内装は「黒一色」で、決して高級感があるとは言えなかった。そこで今回の全面改良では、シートなどに黒以外の色を使った。また、Sクラスなどと同じ12.3インチの大型ディスプレーを二つ、インストルメントパネルに搭載した。これらの工夫によって、SクラスやEクラスのような高級感のある内装になったと思う。