中国企業が手がける家電製品がすさまじい勢いで進化している。安かろう悪かろうは今は昔。自動運転車に使われるLiDARやSLAMといった最新技術を搭載したロボット掃除機が驚きの2万円台で販売されており、日本や米国の先行者をあっという間にキャッチアップするようになりつつある。最新のロボット掃除機などの実機実験や分解から、その完成度および将来性を見通す。

中国企業が手がける家電製品がすさまじい勢いで進化している。安かろう悪かろうは今は昔。自動運転車に使われるLiDARやSLAMといった最新技術を搭載したロボット掃除機が驚きの2万円台で販売されており、日本や米国の先行者をあっという間にキャッチアップするようになりつつある。最新のロボット掃除機などの実機実験や分解から、その完成度および将来性を見通す。
まさか本当に使っているとは―。中国製ロボット掃除機3台を一通り分解した分解班は、日を改めて、今度は自動運転用の地図の作成に使われていたLiDAR(Light Detection and Ranging)の分解を進めていた。
2万~3万円とお手頃価格ながら、自動運転技術を搭載する中国メーカーのロボット掃除機を分解している。前回から、中国・小米(シャオミ、Xiaomi)のロボット掃除機「米家掃地机器人」(MIJIA掃除ロボット、掃は簡体字)を分解してきた。今回は、同製品のメイン基板やレーザーを使った測距技術「LiDAR(…
今回は中国・小米(シャオミ、Xiaomi)のロボット掃除機「米家掃地机器人」(MIJIA掃除ロボット、掃は簡体字)を分解していく。小米は2010年に中国で創業した新興のスマートフォン(スマホ)メーカーだ。当初は、米アップル(Apple)を意識したデザイン性の高い低価格スマホで台頭するも、同じ中国新…
わずか2~3万円という低価格ながら、自動運転技術を備える中国のロボット掃除機。中国でシェア48%に達するという最大手のエコバックス・ロボティクス(ECOVACS ROBOTICS)の代表機種2機種として、売れ筋の低価格品「DEEBOT DE35」(以下、DE35)と「DEEBOT 9」シリーズの高…
わずか2万~3万円という価格ながら、自動運転技術を載せた中国のロボット掃除機。レーザーを使った測距センサー「LiDAR(Light Detection and Ranging)」と各種センサーの情報から自己位置推定と地図生成を行う「SLAM(Simultaneous Localization an…
2万円台と“超低価格”の中国製ロボット掃除機が搭載する自動運転技術の実力はいかなるものか。これまで2回にわたり、地図作成の検証結果を紹介してきた。実機実験の最後は、掃除の性能について調べた結果を報告する。実験は、地図作成の検証で使用した集合住宅で行った。
自動運転技術を搭載しながら2万円台という、驚きのコストパフォーマンスを実現している中国製ロボット掃除機。その自動運転技術の実力を検証する実機実験を、日経xTECH編集は中国現地で行った。2日目は集合住宅に場所を移して実験を敢行した。
自動運転技術を搭載しながら、2万円台という“超低価格”を実現した中国製ロボット掃除機。「LiDAR(Light Detection and Ranging)」や「SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)」といった自動運転技術の実力は本物なのか。
「中国のロボット掃除機の進化がものすごい」――。こんな話を、2018年春のある日、取材先から聞いた。自動運転車に使われる「LiDAR(Light Detection and Ranging)」や「SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)」といった最新技…