2018年大阪府北部地震
目次
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ブロック塀完全撤去へ動く高槻市、女児死亡事故の教訓は生きるか
大阪北部地震で、高槻市立寿栄小学校のプール躯体の上に設置していたブロック塀が道路側に倒壊。通学中の女児が犠牲となった。定期点検を行っていたにもかかわらず、危険性が見過ごされたのはなぜか。経緯を追った。
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大阪城ホール、高さ21mから天井ルーバーが落下
18日朝の大阪北部地震で、大阪城ホールの天井ルーバーが21mの高さから落下した。下地の端部にブラケットで引っ掛けて設置していたため、揺れによってブラケットが外れて落下したようだ。天井や施設内に損傷している箇所はない。
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地震関連火災を26件から7件に修正、消防庁
大阪府北部で地震が発生した6月18日、複数のテレビ局が地震に関連する2カ所の住宅火災を中継した。そのため、地震関連の火災が多数発生した印象が強い。しかし、実際の発生件数は7件程度にとどまりそうだ。
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どの断層が動いた? 専門家の見解まとまらず
東西方向に走る有馬―高槻断層帯か、南北方向に走る生駒断層帯や上町断層帯か――。政府の地震調査委員会は、大阪府北部で6月18日朝に起こった地震を受けて同日午後に臨時会合を開き、原因や今後の見通しなどを議論した。しかし、地震を引き起こした断層を特定する統一見解はまとまらなかった。
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学校耐震化で塀は置き去り、倒壊で児童死亡
6月18日朝の地震で震度6弱を観測した大阪府高槻市内では、市立寿栄(じゅえい)小学校のブロック塀が倒壊して、登校中だった4年生の児童が下敷きになって死亡した。国や自治体が進める学校施設の耐震化で、塀は置き去りにされていることがあらわになった。
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水道管破裂で大量漏水も短時間で復旧、断水は続く
6月18日朝に大阪府北部で起こった地震で震度6弱を記録した大阪府高槻市内では、水道管が破損して陥没した道路から水があふれ出し、辺り一面が浸水する被害があった。同日午後6時の時点で復旧工事に着手しており、陥没した穴の埋め戻しは完了している。
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大阪北部地震、液晶パネル関連メーカーへの影響は軽微
2018年6月18日、午前7時58分ごろマグニチュード6.1の地震が関西地方を襲った。大阪府の北部では震度6弱の揺れを記録した。関西地方に事業所や工場を構える液晶パネルメーカーやその部材メーカー、製造装置メーカーに状況を確認したところ大きな被害は出ていないようだ。
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茨木市内の寺院の山門が相次いで倒壊
6月18日朝の地震で震度6弱を観測した大阪府茨木市内にある寺院の山門が、相次いで倒壊した。同市宮元町にある浄教寺では、敷地の東側に立つ「薬医門」が倒れた。
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震度6弱地域などでは点検・確認のためのライン停止も
2018年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震では、大阪市北区や高槻市、枚方市、茨木市、箕面市で震度6弱を記録している。こうした地域などでは、人員や設備に対する大きな影響がない場合も、点検・確認作業が必要となっている。一部では点検・確認のために装置やラインの停止が長時間続いたとみられる。
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地震の影響でパナソニックの2工場が停止
2018年6月18日、午前7時58分ごろ、マグニチュード6.1の地震が関西地方を襲った。大阪府の北部では震度6弱の揺れを記録した。
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0.5秒以下の短周期成分が卓越
大阪府北部で6月18日午前7時58分に発生した最大震度6弱の地震動の観測データを、防災科学技術研究所(防災科研)が公開した。K-NET高槻の揺れが最も大きく、最大加速度は806ガル(3成分合成値)を記録した。速度・加速度応答スペクトルを見ると、0.5秒以下の短周期成分が卓越している。
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新幹線の橋脚が一部損傷、変位制限装置付近のコンクリート落下
6月18日朝に発生した大阪府北部を震源とする地震で、山陽新幹線の橋脚に損傷が見つかった。橋脚の天端に設けていた橋軸直角方向の変位制限装置に橋桁がぶつかり、衝撃で同装置を橋脚に固定するアンカーまわりのコンクリートが破損、落下したもようだ。
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ホンダの鈴鹿製作所、昼までに再開 地震対応で
ホンダは2018年6月18日朝の地震発生を受けて、鈴鹿製作所の稼動を一時見合わせたが、正午までに再開した。安全確認のために停止した。工場や人員への安全性を確認したため再開した。サプライチェーン(供給網)への影響は現状ではないという。
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三菱電機、尼崎の工場一部に軽微な被害
2018年6月18日午前7時58分に発生した大阪府北部を震源とする地震で、震度5弱を記録した兵庫県尼崎市などでも被害があったようだ。
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大阪府北部地震、加入電話1万2800回線などに一時影響
2018年6月18日朝に大阪府北部で発生した地震の影響で、固定通信サービスの一部にも影響が出た。
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大阪府北部地震、滋賀県・京都府などの電子部品工場への影響は「ほぼなし」
2018年6月18日午前7時58分頃に、大阪府北部を震源地とする震度6弱の強い地震が発生した。関西に拠点を持つ電子部品メーカー数社に状況を確認したところ、滋賀県や京都府にある工場では大きな被害はなかった模様だ。
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ダイハツ、国内2工場の稼動を停止 地震影響で
ダイハツ工業は2018年6月18日朝の地震発生を受けて、本社工場(大阪府池田市)と京都工場(京都府山崎町)の2工場について同日朝から操業を停止した。死傷者などは出ていないが「工場再開のめどはついていない」(同社)という。
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大阪北部で震度6弱、長周期地震動階級2を観測
6月18日午前7時58分、大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震が発生した。鉄道や高速道路は軒並み運休・通行止めが続いており、被害状況の確認が進んでいる。大阪府北部と兵庫県南東部、奈良県では、長周期地震動階級2を観測した。気象庁は今後1週間程度の間に大きな余震が起こる可能性があるとして、注意を呼…
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AWSとAzureの関西データセンターは正常稼働を継続、大阪北部の地震
大阪府北部で発生した地震で、大手クラウドサービスAmazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureの関西にあるリージョン(広域データセンター群)はどちらも、正常稼働を続けている模様だ。