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 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、中途採用でもオンライン面接が広がっています。前回は面接場所についての注意点を解説しましたが、今回はオンライン面談でのコミュニケーション方法を取り上げます。

 面接でのやりとり自体は、対面でもオンラインでもそれほど大きな違いはありません。異なるのは、伝わる情報量です。

 企業に訪問して直接会って面接する場合、話の内容が若干乏しくても全体の印象で評価を上げることはできます。面接官からの質問に対する回答が不足している場合も、面接官の表情を察知して内容を補足したり、修正したりできます。つまり質疑応答の不足を、その場で補いながら進められます。

 つまり一定の能力があれば、ある程度のごまかしがきくのです。印象だけですべて突破できるとは言いませんが、1回くらいはごまかしで通過できてしまうことがあります。

 しかしオンライン面接は、その場の勢いを借りてやり過ごすことができません。面接官の表情の変化やしぐさなどの細かなリアクションは、ほぼ把握できないと思ったほうがよいでしょう。

 既にオンライン会議などを経験している方は分かると思いますが、高速なネットワーク環境でも、音声に比べて映像は少し遅れて伝わることがあります。4Gの環境であればなおさらタイムラグが生じがちです。

 このように音声と映像のズレが発生することもあって、対面に比べて相手の様子を細かく把握することは困難です。ズレについては、面接本番の前に知人などとオンライン会議でコミュニケーションを取るなどして、慣れておいた方がよいでしょう。

 面接でのやりとりについては、次に紹介する3つのポイントを意識してみてください。いつも筆者が求職者にアドバイスしている心構えです。この3点について準備することで、自信を持ってオンライン面接に臨めるはずです。