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 英語は苦手だ。技術者にもそんな人はたくさんいますが、英語ができると転職の間口やチャンスは広がります。ペラペラになる必要はなく、簡単な会話や読み書きができるだけでよいのです。

 今回取り上げるのは、外資系の人材エージェント、会社概要や求人を英語でネット掲載している人材エージェントです。主に外資系企業への人材紹介や、海外人材の転職支援を手掛けています。こうした会社に登録すると、当然ですがいきなり英語でメールが届いたり、電話がかかってきたりします。

It's been some time since we last spoke. How are things going for you?
Currently, the job market has picked up and we have had a great many roles open. For example, this week I had an HR Planner, C&B, and Manager position open up. Are you interested in hearing about new opportunities?

(だいたいの翻訳)前回会った時から時間がたっちゃったけど、その後どうなってる?最近は求人も結構あるんだけど、転職に関心ある?
I am very grateful to connect you through LinkedIn and to write you about a new opportunity which would interest you. I would like to send summary about my proposal for your review. Please respond to this mail for further information(s) Thank you in anticipation and I'm looking forward to hearing from you forthwith.

(だいたいの翻訳)LinkedIn見たんだけど、あんたが興味持ちそうな仕事があるから、関心あるなら返信して。待ってるね!

 筆者もこうした英語ネーティブの外資系人材エージェントに登録した経験がありますが、個人的には好きです。初めて人材エージェントに登録する方には積極的にお勧めできませんが、40歳を超えている、転職回数が多いといった人は登録してみてもよいでしょう。その理由は、いくつかあります。

転職の背中を押してくれる

 1つ目が、紹介してくれる求人の量です。外資系人材エージェントは、国際的なネットワークを生かして集めたたくさんの情報を、積極的に紹介してくれます。希望職種や価値観など自分の要望を伝えると、それが明確であればあるほど、たくさんの求人を紹介されます。

 日本の人材エージェントの場合、求職者に合わせて適切な求人情報を絞り込んで紹介する傾向があります。紹介される求人について、専門家が絞り込んでくれた“質”を重視するか、とにかく量を重視するかという考え方は人によって異なるでしょうが、筆者は量を重視しています。「自分にも行き先がたくさんある」と思えることは、転職活動をする人の心理状態に良い影響を与えるからです。

 外資系人材エージェントには「売り上げ目標を達成したい」というオーラを全身から出す人もいますが、それはそれで良い刺激になります。日本人のエージェントだと「いい年して転職なんて」と説教されたり、「この経歴じゃ仕事などありませんよ」と諭されたりすることもあり、気持ちが折れてしまう人がいます。