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 前回も取り上げたように、早期退職制度の運用を始める企業が増えています。早期退職者募集に応募したとして、次の働き先は見つかるのか――。多くの人が気になるところでしょう。

 40代、50代を対象にした求人はそもそも少ないのが実情です。雇われるよりも自分で何かを始めたいと考えたときに急に視野に入ってくるのが、フランチャイズでの独立開業です。

 退職すれば、手元にいくらかの退職金が入ります。何かに挑戦したいときにはお金がハードルになることが多いのに、そのお金があるのです。フランチャイズの開業資金を用意できます。

 一国一城の主、他人に雇われない働き方。これまで多少なりとも我慢しながら会社員人生を送ってきた身には、魅力的に響きます。退職後、起業して羽振りが良い姿を前職の同僚、後輩に見せつけたいと思う方もいるのではないでしょうか。

 フランチャイズ募集には、自動車の修理など技術力を必要とするものもあります。自分がこれまでかかわってきた仕事に関係がある、自分の経験が役に立つ分野で事業を始めたいと考えるエンジニアには、関心を抱く人もいるでしょう。

 自分1人で会社を始めるのか、フランチャイズで始めるのか。2つの選択肢のどちらを選んだらよいのでしょうか。

「自分のやり方と違う」と反発してしまう

 1人で始めるのには、全てを自分の自由にできるメリットがあります。半面、一から自分で学んで準備をしなくてはなりません。会社設立に加え、材料の選定、見込み客探しなどやることが山積みになります。

 材料の仕入れについては、自己資金を確保したり融資の手続きをしたりといったことから始めねばなりません。さらに大変なのが信用(ブランド)です。ブランドを築き上げるには時間がかかります。