全2334文字

 自社に興味を持ってくれているのですから採用側としてはとてもありがたいのですが、全てに対応するのは時間的に無理です。

 さらに、不採用と判断した原因は一朝一夕に改善できないことがほとんどです。実際は全く採用基準に満たなくても、「ここは良かったがこの点が足りなかったので残念だが不採用にした」のように、不採用理由をオブラートにくるんで伝えることもあります。

 これを見て「足りなかった点を勉強すれば合格できる」と考えてしまうのかもしれませんが、実際はただの断り文句です。不採用理由として伝えたことを改善したからといって、すぐに採用されるわけではありません。

 こうしたことから、不採用から1年間は間を置いた方がよいと言われています。

1年後も同じポジションが空いていたらラッキー?

 1年待って、再度応募を考えたとします。前回と同じポジションの採用枠が空いていたらラッキー、と思うかもしれませんが、そうとも限りません。

 以前も取り上げましたが、1年中出されている求人は「いい人がいれば」といった方針で気長に募集しているケースがあります。

 どうしても欲しい人材の採用は、採用期限を決めて実施します。一般的には、3~6カ月で採用が決まり、ポジションクローズ(採用終了)になるでしょう。

 一度採用が決まれば、会社の状況が変わらない限りは、そのポジションは通常3年ほどは空かないと考えられます。3年経過すると、中途入社した人が昇格したり転職したりしてポジションが空き、再度、中途採用が始まることがあります。「この会社のこのポジションで働きたい」と志望がはっきりしている人は、長期的に求人の動向をチェックしておきましょう。

 筆者も会社員時代、常に10社くらいの求人動向は観察していました。さすがに社内の組織変更や退職の人事異動までは追いかけられませんが、「期間を決めて採用する企業」「“いい人がいれば”枠の求人を出し続ける企業」の見分けは付くようになりました。

 また、一定以上の役職の人事異動は新聞に掲示されるので、「あ、あのポジションが空いたみたいだ。求人はどうなっているかな」と見当が付けられるようになりました。