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1回の応募を有効活用、「第3志望」まで出せる

 会社によっては、1度で複数のポジションに応募できます。筆者はあるIT企業で、1度の応募で3つのポジションの採用選考を受けたことがあります。1度目の応募時に人材エージェントから「第3希望まで出せるので書いてください」と言われ、企業の組織図を参考に希望のポジションを3つ記入しました。

 最初に実施されたのは第1希望の選考。最も働きたかったポジションでしたが、筆者の能力不足により不採用でした。

 その後、第2~3希望の面接がありました。面接官を務める現場の社員にも、第1希望ではないこと、既に面接に落ちていることが伝わっています。筆者はちょっと気まずく感じ、面接でも弱気になってしまいました。

 面接官はどうかというと、第1希望にどんな理由で落ちたのかが気になっている様子でした。お互いに腰の引けた面接となり、結局、全て不採用になりました。

 筆者は第2~3希望は「引っかかればもうけもの」といった程度に捉えていたので、不採用になったのも当然かもしれません。ただしポジションはどこであれ、「とにかくその企業で働きたい」という強い気持ちがあるなら、1回の書類提出で複数のポジションに応募できるのは効率的でしょう。

 憧れの企業があるなら、採用窓口の担当者や人材エージェントに「類似業務で採用中のポジションはありませんか」「ほかの勤務地で同類の採用をしていませんか」など、確認してみることもお勧めします。

天笠 淳
アネックス代表取締役/人事コンサルタント
天笠 淳 早稲田大学商学部卒業後、IT企業、金融機関にて人事業務を経験。株式会社アネックス、一般社団法人次世代人材育成機構の代表として、働きやすい職場づくりを主なテーマとし、企業の人事、人材開発のコンサルタントを行っている。次世代人材育成機構では、代表理事として、学生の就職活動へのアドバイスや、社会人のキャリア支援を20年以上手掛けている。