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 筆者が実感したシャドーイングの効果は、とにかく英語に耳が慣れることです。なんだか分からない英単語も発音することで話せるような自信が付きます。

 海外旅行をして、4泊6日の最終日に英語が聞き取れるようになるといった経験はないでしょうか。これも、英語に耳が慣れることによるものでしょう。それと同じ状態をシャドーイングで作ります。

 筆者は海外出張の際に、このシャドーイングを飛行機の中で実践していました。初めての海外出張時は英語力にはまったく自信がなかったのですが、「英語が話せる前提で採用したので通訳は付けない」と当然の対応をされ、1人で渡米。何が何でも英語を話さなくてはならない環境だったので、必死にシャドーイングしました。

 シャドーイングをする場合、見る映画は注意して選んだ方がよいかもしれません。アクション好きの筆者は「ダイ・ハード」「ランボー」シリーズがほとんどでしたが、美しく正しい英語を学ぶのに適した題材だったかは自信がありません。ただし宴会でみんなが何を話しているかはよく分かりました。

感謝してもしきれない「コミュニティーサークル」

 意外に見過ごされがちですが、自治体が運営しているコミュニティーサークルを探すのも1つの方法です。筆者は引っ越しをするたびに確認していました。

 地域によって差がありますが、活動が盛んな地域であればとても強力な学習手段です。ある都市に住んでいるときは、少し調べただけでたくさんのサークルが見つかりました。一般的な英語サークルだけでなく、中国語や韓国語、英字新聞を読み込むといったものなど多彩です。自治体の施設を活用し、先生もほぼボランティアで教えてくれるので受講料は格安。感謝してもしきれません。

 一例として、筆者が通っていた中国語サークルを紹介しましょう。毎週土曜日の9~12時まで、初級から応用までレベルがあって各1時間ずつ開催。受講料は1時間500円、テキストは自費購入、先生は日本滞在10年以上のネーティブ。

 「やる気と好奇心があれば参加できる」というスタイルなので、とても参加しやすい場でした。受講料もその都度支払うので、参加するかどうかも気軽に決められます。筆者は体調が許せば、3時間目の応用レベルまで受講することにしていました。先生だけでなく受講生の日本人が話していることもまったく分からなかったのですが、高度な会話を1時間傾聴するだけでも能力開発ができるのではと考えていました。

 コミュニティーサークルには、地域の人とのコミュニケーションができるメリットもあります。外国語を話したい、学ぶ習慣を作りたい人には気負いなく始められるお勧めの方法です。