Webサイトや不審なファイルの安全性を検査してもらう

 ほかの人から受け取ったファイルが安全かどうかを調べたい場合、あるいはメールなどに書かれているWebサイトのURLが安全かどうか調べたい場合は、VirusTotalがお薦めだ。

 VirusTotalは、VirusTotalは、グーグルの親会社であるAlphabetが立ち上げたサイバーセキュリティ企業、米Chronicleが運営している疑わしいファイルやURLを分析する無料のWebツールだ。最大の特長は、50種類を超えるウイルス対策ソフト、およびURLスキャナーによってファイルやURLを検査できることである。

 パソコンにインストールしているセキュリティ対策ソフトにも、ファイルを直接検査したり、Webサイトの安全性を確認したりする機能を持つものがある。しかし、インターネットの世界では、つねに新しいウイルスや悪質なサイトが作られている。したがって、1つのセキュリティ対策ソフトで全ての脅威に対応するのは限界があるのが現実だ。VirusTotalを利用すると、50種類以上ものセキュリティ対策ソフト、URLの検査エンジンを使ってファイルやサイトをチェックするので、より多くの“目線”で検査ができる。

 検査方法は簡単だ。ファイルを検査するには、[ファイル]タブで[ファイルを選択]をクリックしてファイルを指定し、[スキャンする]をクリックする。するとファイルがアップロードされて、50種類以上のウイルス対策ソフトによる判定結果が一覧表示される。

VirusTotalでファイルを検査した結果。安全な場合は、各セキュリティ対策ソフトの項目にグリーンのマークが表示される
VirusTotalでファイルを検査した結果。安全な場合は、各セキュリティ対策ソフトの項目にグリーンのマークが表示される
[画像のクリックで拡大表示]
危険なファイルの場合は、このように赤い文字で表示される
危険なファイルの場合は、このように赤い文字で表示される
[画像のクリックで拡大表示]

 URLの場合は、[URL]タブでURLを入力し、[スキャンする]をクリックすると、複数のURLスキャナーによる判定結果が表示される。

 ファイル、URLともに、全ての判定が安全であれば、まず安心してよいだろう。しかし、判定が割れた場合、もしくは1つでも悪性であると判定された場合は、ファイルを実行したり、URLにアクセスしたりすることは避けた方が安全だ。

 なお、VirusTotalは検査するだけで、ファイルの駆除まではしてくれない。あくまで、ウイルス対策ソフトを補助するものであることを忘れないようにしたい。

WebサイトのURLを検査した結果。URLスキャナーによって判定結果は異なる場合がある。画面では、いくつかのURLスキャナーでフィッシング詐欺のサイト(Phishing site)と悪意あるサイト(Malicious site)と判定されている。このようなサイトにはアクセスしない方が安全だ
WebサイトのURLを検査した結果。URLスキャナーによって判定結果は異なる場合がある。画面では、いくつかのURLスキャナーでフィッシング詐欺のサイト(Phishing site)と悪意あるサイト(Malicious site)と判定されている。このようなサイトにはアクセスしない方が安全だ
[画像のクリックで拡大表示]