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脚立に乗って天井裏の熱交換型換気設備のパネルを開くと、フィルターと熱交換素子がほこりで真っ黒な状態で現れた〔写真1〕。熱交換素子を外してダクトの中をのぞき込むと、そこにも黒いほこりが付着していた。廊下の天井に設置された排気グリルもほこりだらけだ〔写真2〕。
〔写真1〕ダクト内に大量のほこり
脚立に乗って熱交換気ユニットのパネルを開けている様子(写真:日経ホームビルダー)
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フィルターを外した状態の熱交換素子(写真:日経ホームビルダー)
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還気ダクトの汚れた内部(写真:日本住環境)
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〔写真2〕ほこりで目詰まり
廊下の天井に設置された排気グリルのプレフィルターを外した状態。ダクト内にほこりが吸い込まれている(写真:日経ホームビルダー)
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給気ダクトの外側に付けたフードの内部。防虫網が目詰まりしている。屋内に取り込む外気風量を減らしている原因だ(写真:日経ホームビルダー)
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これは、23年前に設置した換気設備を更新したいという相談をこの住宅の建て主から受けたアセットフォー(東京都練馬区)が、現状調査した時の状況だ。建て主は居間に設けた給排気用グリルのフィルターのほこりを時々掃除機で吸い取っていたが、天井裏の換気装置は一度も清掃していなかった。