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 京都府井手町は、新庁舎などの設計者を選ぶ公募型プロポーザルで、受注候補者(第1位)に千葉学建築計画事務所(東京・渋谷)を選定した。第2位はオンデザインパートナーズ(横浜市)だった。

外観イメージ。正面と左手が井手町新庁舎で、手前と右手が山吹ふれあいセンター。両施設の間に住民活動やイベントの舞台となる「ドマ」を配置している(資料:千葉学建築計画事務所)
外観イメージ。正面と左手が井手町新庁舎で、手前と右手が山吹ふれあいセンター。両施設の間に住民活動やイベントの舞台となる「ドマ」を配置している(資料:千葉学建築計画事務所)
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 現庁舎は1968年に建てられ、老朽化が進んでいる上、洪水浸水想定区域内に位置するため、移転して新庁舎を建設することになった。敷地は、国道24号城陽井手木津川バイパス(以下、新国道バイパス)と府道和束井手線の交差点の南西部。敷地内に、新国道バイパスの整備に伴って移転することになった「山吹ふれあいセンター」の機能を集約し、「道の駅」のような休憩施設を併設する。

配置図兼1階平面図。左手のL字形をした庁舎は、必要とされる空間の大小に応じてゾーニングした。執務室や大会議室などの大空間は東西のウイングに置き、将来的な組織改編にも柔軟に対応する。小会議室や町長室などは南北の細長いウイングに配置し、採光や通風に配慮した(資料:千葉学建築計画事務所)
配置図兼1階平面図。左手のL字形をした庁舎は、必要とされる空間の大小に応じてゾーニングした。執務室や大会議室などの大空間は東西のウイングに置き、将来的な組織改編にも柔軟に対応する。小会議室や町長室などは南北の細長いウイングに配置し、採光や通風に配慮した(資料:千葉学建築計画事務所)
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 受注候補者に選ばれた千葉学建築計画事務所の提案は、住民活動やイベントの舞台となる「ドマ」と緑豊かな「ニワ」という2つの外部空間を核とするもの。庁舎、ふれあいセンター、休憩施設を4つの「L」で構成し、それぞれの平面が絡み合いながら「ドマ」と「ニワ」を囲む。L字形の庁舎は、将来的な組織改編にも柔軟に対応するフレキシブルな空間が特徴だ。