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 鹿児島県伊佐市は、新庁舎の設計者を選定する公募型プロポーザルで、シーラカンスアンドアソシエイツ(CAn、名古屋市)とDai建築DESIGN(鹿児島市)によるJV(共同企業体)を最優秀者に選定した。次順位者はSUEP.(東京・世田谷)だった。

外観イメージパース。左手が伊佐市新庁舎、右手がふれあいセンター。ふれあいセンターの手前に、にぎわいの中心となるスクエア広場がある(資料:シーラカンスアンドアソシエイツ・Dai建築DESIGN JV)
外観イメージパース。左手が伊佐市新庁舎、右手がふれあいセンター。ふれあいセンターの手前に、にぎわいの中心となるスクエア広場がある(資料:シーラカンスアンドアソシエイツ・Dai建築DESIGN JV)
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 2008年11月、大口市と菱刈町が合併して誕生した伊佐市は、合併後、従来の庁舎などをそのまま残す総合支所方式を採用した。現在、行政機能は複数の施設に分散しており、既存施設の老朽化や防災拠点としての安全性、行政サービスの機能性と効率性を考慮して、新庁舎を建設することになった。敷地は現在、伊佐PR課が入っている「大口ふれあいセンター」周辺を選定し、新庁舎と同センターを複合利用することによる必要面積や事業費の圧縮効果を検討していた。

最優秀者による技術提案書の一部。この内容がそのまま設計案となるわけではなく、具体的な機能や構成については今後、協議しながら検討していく(資料:シーラカンスアンドアソシエイツ・Dai建築DESIGN JV)
最優秀者による技術提案書の一部。この内容がそのまま設計案となるわけではなく、具体的な機能や構成については今後、協議しながら検討していく(資料:シーラカンスアンドアソシエイツ・Dai建築DESIGN JV)
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 最優秀者に選ばれたシーラカンスアンドアソシエイツ・Dai建築DESIGN JVの提案は、新庁舎と大口ふれあいセンター、周辺の市有地を一体整備し、市民が集まる駅のような場をつくり出すもの。ふれあいセンターを改修して新庁舎と2階を接続し、一体的に整備する。敷地の南東角にある「スクエア広場」をにぎわいの中心に、地域全体が市民の場となるような計画だ。

新庁舎1階は「市民サービスのフロア」。市民課など、最も市民利用の多い部署を配置する(資料:シーラカンスアンドアソシエイツ・Dai建築DESIGN JV)
新庁舎1階は「市民サービスのフロア」。市民課など、最も市民利用の多い部署を配置する(資料:シーラカンスアンドアソシエイツ・Dai建築DESIGN JV)
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 審査講評によると、「一体的に整備した部分に魅力的なピロティ空間を設け、大口ふれあいセンター南端部の2階をテラス化。さらに、庁舎とふれあいセンターの接点にオープンなカフェスペースを計画した」点が評価された。また、「市民の利用も見据えながら吹き抜けの議場を中心に配置して、全体を3層としてコンパクトに庁舎機能をまとめた点、ふれあい通り線に面したピロティ下のバス停や庁舎2階への大階段の配置、地上外部に開かれたアトリウムへの改修など」についても、評価が高かった。

アクソメ図。新庁舎2階は「市民共存のフロア」。議場や市民ギャラリー、カフェ、市長室や総務課などの執行部門、議会関係諸室を配置する。ふれあいセンターの1・2階は図書館と歴史民俗鉄道記念館を一体的に再整備。大きなアトリウムはカフェゾーンを介して、新庁舎2階の市民共存のフロアとつながるように改修する。スクエア広場に面する、ふれあいセンター南端部の2階には、既存躯体(くたい)を利用したテラスを設ける(資料:シーラカンスアンドアソシエイツ・Dai建築DESIGN JV)
アクソメ図。新庁舎2階は「市民共存のフロア」。議場や市民ギャラリー、カフェ、市長室や総務課などの執行部門、議会関係諸室を配置する。ふれあいセンターの1・2階は図書館と歴史民俗鉄道記念館を一体的に再整備。大きなアトリウムはカフェゾーンを介して、新庁舎2階の市民共存のフロアとつながるように改修する。スクエア広場に面する、ふれあいセンター南端部の2階には、既存躯体(くたい)を利用したテラスを設ける(資料:シーラカンスアンドアソシエイツ・Dai建築DESIGN JV)
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