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 岩手県住田町は、上有住(かみありす)地区公民館の設計者を選定する公募型プロポーザルを実施する。現在の同地区公民館は1975年に完成。供用開始から44年が経過し、老朽化が進行するとともに、生涯学習の拠点として求められるニーズへの対応が困難になりつつある。住田町では既存建物を解体のうえ、新たな公民館を整備する。

対象敷地と計画対象範囲(資料:岩手県住田町)
対象敷地と計画対象範囲(資料:岩手県住田町)
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 岩手県南部の山間部に位置する同町は、総面積のおよそ90% が森林であることから、豊富な森林資源と水資源を生かした産業や技術が発展した。高度な大工技術を持つ、「気仙大工」と言われる職人集団が生まれた里としても知られている。

 町は2004年から「森林・林業日本一のまちづくり」計画をスローガンに掲げ、地域振興を進めてきた。スローガンは公共施設の整備にも生かされ、14年9月に開庁した純木造の住田町役場に続いて、18年3月に完成した大船渡消防署住田分署は、車庫を含めて、すべて木造とされた。当初、公民館兼住田町役場上有住支所(07年に支所機能は閉鎖)として鉄筋コンクリート造・2階建てで建てられた上有住地区公民館も、今回のプロポでは木造・平屋を想定している。