クルマの基本機能と言えば「走る」「曲がる」「止まる」。それがEV(電気自動車)や自動運転車になると、新たな3要素が加わる。センサーで「見る」、マイクで「聞く」、AI(人工知能)で「考える」である。ここでは、EV/自動運転車時代の「見る」「聞く」「考える」を実現する部品や技術を取り上げた記事をセレクトした。

クルマの基本機能と言えば「走る」「曲がる」「止まる」。それがEV(電気自動車)や自動運転車になると、新たな3要素が加わる。センサーで「見る」、マイクで「聞く」、AI(人工知能)で「考える」である。ここでは、EV/自動運転車時代の「見る」「聞く」「考える」を実現する部品や技術を取り上げた記事をセレクトした。
10万フレーム/秒でダイナミックレンジ140dB(後編)
自動運転車、ドローン、産業ロボットなどで高速に変化する対象を既存の撮像センサーとは異なる手法で認識する。生物の神経細胞にヒントを得て、10万フレーム/秒で140dBのダイナミックレンジでの撮像が可能という。
10万フレーム/秒でダイナミックレンジ140dB(前編)
撮像センサー(イメージセンサー)は、人が見るための画像データよりも機械が解析するためのデータのために使われつつある。紹介する撮像技術は、これからのマシンビジョンに向けたものだ。
信号処理技術の進歩が後押し
複数のマイクを利用する「マルチマイク」の活動領域が広がっている。自動車にも2個以上のマイク搭載が当たり前になる。雑音除去に活用する。
FPGAの活用も各所で
ニューラルネットを活用した画像認識を、自動車で利用するための半導体製品が出そろってきた。DNN(ディープニューラルネットワーク)を利用した画像処理を専用チップの形で提供する企業の代表例は、Intel社が買収した米Movidius社である。
自動運転ソフトまで用意
ニューラルネットを活用した画像認識を、自動車で利用するための半導体製品が出そろってきた。車載向けを前面に押し出した製品と、さまざまな画像処理に使える汎用的な製品の大きく2つがある。
目の前の人や荷台についていく
車載のレーザーセンサーやステレオカメラは“目”となる。大きく2種類に分かれる。1つは光学カメラに基づく深度カメラ、またはステレオカメラ。もう1つは、主にレーザービームを走査して周囲の空間を把握するLiDARと呼ぶセンサーである。
“心臓”に白物家電の技術
電気自動車(EV)はクルマというよりむしろ、人によく似たロボットに近い。人の五感と同様な役割を果たす多数のセンサーを搭載しているからだ。