ローランド・ベルガー代表取締役社長の長島聡氏は、潜在力(ありもの)を顕在化させ、それを組み合わせて新しいものを生み出そうという日本型イノベーション「和ノベーション」(関連記事)を提唱する。そんな長島氏と、日本の製造業の力を生かした価値創造を目指すという点で意気投合したのが、ベッコフオートメーション代表取締役社長の川野俊充氏。AI(人工知能)やVR(仮想現実)、IoT(Internet of Things)といった最先端技術も駆使して日本の製造業を盛り上げようと意気込む2人が、日本のものづくりの現場力を再発見すべく実力派の工場を訪ね、和ノベーションの可能性を探る。併せて、優れた技術や知見、ノウハウを擁するものづくりの現場での取り組みについて、寄稿やインタビュー、対談の形で随時紹介していく。