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Alt Mode以外でUSBから映像を出力するには

 DP over USB-CなどのAlt Modeを使った拡張仕様に対応していないUSBポートから、映像出力を行う方法もある。この方法は、映像信号を直接出力するのではなく、USBのデータとして出力して周辺機器側で映像信号に変換するものだ。

 この方法は、USB Type-Cの登場前から使われており、モバイル向けの液晶ディスプレーやUSBをHDMIやDisplayPortに変換するアダプターなどが販売されている。コネクタの種類はUSB Type-AでもType-Cでもよく、特定の拡張仕様への対応も不要だ。

 ただし途中でUSBからの変換作業が入るために、映像信号を直接出力する方法に比べると性能面では不利になる。また、高解像度には対応できない製品が多い。また、USB Type-CとType-Aの給電能力の違いから、バスパワーで動作する設計のモバイルディスプレーなどでは輝度を高くできない場合がある。

アイ・オー・データ機器の「USBグラフィック(USB-RGB3/H)」は、USB 3.0/USB 2.0対応のHDMI変換アダプター。液晶ディスプレーに接続できる
アイ・オー・データ機器の「USBグラフィック(USB-RGB3/H)」は、USB 3.0/USB 2.0対応のHDMI変換アダプター。液晶ディスプレーに接続できる
(出所:アイ・オー・データ機器)
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変換アダプターなどの購入時の注意点

 自分のパソコンが搭載していない端子が必要な場合は、変換アダプターを使うことで対応できる。インタフェース規格の性質上、DisplayPort(Mini DisplayPort)からHDMIへの変換は容易で、安いものなら1000円以下で変換アダプターが手に入る。

 一方、HDMIからDisplayPortへ変換するにはコストがかかるため、変換アダプターは比較的高価かつ種類が少ない。それでも最安クラスなら2000円台くらいからあるようだ。前述したようにUSBからHDMIに変換するアダプターも売られている。こちらもやはり2000円台からある。

 Thunderbolt 3やDP over USB-Cに対応した映像出力機能を持つType-Cポートからは、DisplayPort信号がそのまま出力できる。そのためType-CからDisplayPort、HDMIへの変換は容易で、変換アダプターは2000円程度からという価格で販売されている。

 なお、USB Type-Cポートに接続する多機能な変換アダプター(ドッキングステーション)は、HDMI端子やMini DisplayPort端子を含むものが多いが、これはDP over USB-C(またはThunderbolt 3)による映像出力機能を持つUSB Type-Cポートを前提に設計されているものが大半である。一般的なUSB Type-Cポートでは映像出力が利用できない点に注意したい。

エレコムのUSB Type-C対応ドッキングステーション「DST-C01SV」。映像出力はDP over USB-C(またはThunderbolt 3)による映像出力機能を持つUSB Type-Cポートを前提に設計されている
エレコムのUSB Type-C対応ドッキングステーション「DST-C01SV」。映像出力はDP over USB-C(またはThunderbolt 3)による映像出力機能を持つUSB Type-Cポートを前提に設計されている
(出所:エレコム)
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