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作業標準書を確認する5つのポイント

 最後に作業標準書の確認です。中国の現場ですから作業標準書は中国語です。よって全ての工程を日本人の設計者が確認するのは難しい。そこで、次のポイントのみを確認します。基本は「誰」が作業しても「同じ作業」になる記述になっていることです(図6)。

(1) 手作業の工程は明確な記載がされている。
(2)作業順のあるところはその順番が記載されている(複数のネジを固定する順番など)。
(3)曖昧な表記がない(ヤスリがけ→#1200番で45往復など)。
(4)設備の設定値が記載されている。
(5)作業の変更依頼が盛り込まれている。

図6 作業標準書の確認ポイント
図6 作業標準書の確認ポイント
(イラスト:PIXTA)
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 治具と作業標準書を確認すれば、かなりの不良や品質のバラツキを無くせます。実際、ベゼルの外注先でもこうした取り組みで、直行率が12%も改善しました。皆さんも、是非お試しください。次回は、再び中国人の国民性に関してお伝えしたいと思います。