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デジタル化を推進する際のボトルネックになるのが、老朽化した情報システム。つまりレガシーシステムである。今、企業はレガシーシステムの解体を迫られている。レガシーシステムの作り直し方や延命方法、クラウド移行などのノウハウを徹底解説する。

 レガシーシステムをビジネスや業務のデジタル化に生かす手法の1つに、「連携」がある。レガシーシステム上にある既存のデータやロジックと連携しながら、新たなアプリケーションを生み出す。既存システムの変更に伴うリスクが低いのがメリットであり、将来のシステム刷新を視野に入れながらの過渡期のソリューションとしても有効だ。連携方法には、API連携やデータ連携がある。順に活用法を見よう。

 API連携では、既存システムの機能をAPI化し、連携先のアプリケーションから呼び出す。全日本空輸(ANA)は、API連携で基幹系システムを活用する1社だ。

ANAはAPIゲートウエイで連携性を確保
ANAはAPIゲートウエイで連携性を確保
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 同社は、国内線インターネット予約システムの再構築をきっかけにAPIゲートウエイを導入。「データが膨大で、手を入れづらい基幹系を疎結合で利用できるようにした」(ANAシステムズ WEBソリューション部の西澤方来氏)。

 国内線インターネット予約システムとAPIゲートウエイはSOAPで通信。APIの実行部品を共通化し、開発効率や保守性を高めている。

 APIゲートウエイと、国内旅客システムはSOAP、顧客管理システムはHTTPで通信。国内旅客システム向けでは、「予約の仮り押さえ」「名前入力」「電話番号入力」というように、機能ベースで命令を実行する。

 デジタル化のニーズの高まりから、ANAでも顧客とのつながりをより密にする施策が求められている。顧客情報を抱えるレガシーシステムの活用は必須だが「今のところ、レガシーは連携することで活用を図る」(西澤氏)方針だ。

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