連載主旨

 本コラムでは、酒井美里氏が、多様なテーマについて世界各国の出願特許をサーチし、解析を試みる。酒井氏は、大手メーカーでの勤務経験を基に、半導体やディスプレイなどの材料・素子分野からIT(情報技術)に及ぶ幅広い技術知識を生かした解析を展開するスーパーサーチャー。知的財産権に関する多彩な情報を経営や研究・開発の戦略立案に生かす「IPランドスケープ」の実践に役立てていただきたい。

酒井 美里(さかい みさと)
スマートワークス 代表取締役
酒井 美里(さかい みさと) 奈良先端科学技術大学院大学 非常勤講師も務める。1991年に奈良女子大学理学部を卒業。同年セイコーエプソンに入社し、特許室(現・知的財産本部)にて出願権利化業務に従事。1994年にエプソンインテリジェンス出向、 特許調査業務、社内研修に従事。2005年、スマートワークスを設立。2007年に第1回特許検索競技大会にて優勝。2018年には特許情報普及活動功労者表彰 特許庁長官賞受賞。著書に「日本でできる韓国特許調査」(情報科学技術協会)、「 特許調査入門」(発明推進協会)など。