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 関西電力は、IoTを活用した家電の自動制御や熱中症予防などのサービスを組み込んだスマートホームの実証試験を8月30日から実施する。参加する企業は、あいおいニッセイ同和損害保険(東京・渋谷)、米半導体のインテル、寝具のエアウィーヴ(東京・中央)、音響機器のボーズ(東京・港)だ。

関西電力が実証試験で提供するサービスのイメージと参画企業の役割。インテルがデータ分析、ボーズが睡眠向け機器の提供、エアウィーヴが睡眠の質の分析、あいおいニッセイ同和損害保険がクルマの運転状況の計測を担当する(資料:関西電力)
関西電力が実証試験で提供するサービスのイメージと参画企業の役割。インテルがデータ分析、ボーズが睡眠向け機器の提供、エアウィーヴが睡眠の質の分析、あいおいニッセイ同和損害保険がクルマの運転状況の計測を担当する(資料:関西電力)
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 実証試験は90件のモニターを対象に、関電が電気やガスの使用量・料金情報を伝える「はぴeみる電」サービスのスマートフォンアプリなどを通じて提供する。具体的なサービスは、家電の自動制御、熱中症防止、快眠の促進、安全運転のサポートの4項目だ。

 家電制御では、モニターが一定期間スマートリモコンやスマートスピーカーで家電を操作した履歴データを関電などが分析して、いつも決まって操作される家電の自動制御案をスマホアプリを通じてモニターに提案する。また、モニターが自動制御の内容をカスタマイズできるようにすることも検討している。

 熱中症防止では、夏季に一定の温度や湿度を超過した際、エアコンを起動するようスマホアプリを通じて関電などが提案する。室温の計測機能は、スマートリモコンに内蔵されている。

 快眠の促進は、夏季や冬季に快眠に適した室内環境をエアコンの自動制御によって関電などが提供する。さらに、ボーズが開発した睡眠向け専用機器も提供する予定だ。モニターが日々の睡眠をスマホアプリで評価したデータやエアコンの運転状況、室内温熱環境などの情報を関電などが分析し、睡眠時のエアコン制御に関するアルゴリズムの改善や、サービスの効果検証、そのほかの快眠につながるサービスを検討する。

 安全運転のサポートでは、あいおいニッセイ同和損害保険が提供する運転状況の計測サービスにより、運転ルートや急ブレーキ、急ハンドルの箇所などをモニターにフィードバックする。さらに、睡眠に関するデータと運転に関するデータをあわせて分析し、より安全な運転につながるアドバイスを提供する。

 モニターには、家電を遠隔制御するスマートリモコン、車載センサー、睡眠向け専用機器を無料で貸与する。実証試験の期間は2019年3月29日まで。関電では2019年度内の事業化を目指している。