100均ショップはケーブルの宝庫だ。本連載では既にUSBケーブルを紹介しているが、ネットワーク接続に使うLANケーブルも売られている。
ギガビットのLANに対応している
LANケーブルは「カテゴリー」と呼ぶ区分で分類される。カテゴリーごとに、対応するLANの規格が異なる。現在、多くのパソコンやネットワークで使われているのは、速度が1Gビット/秒の1000BASE-Tという規格。「ギガビットイーサネット」と呼ぶこともある。ギガビットイーサネットを使ったネットワークでは、LANケーブルは「カテゴリー5e」以上に対応していなければならない。カテゴリー5eの下の規格はカテゴリー5になるが、カテゴリー5のLANケーブルは、100Mビット/秒のファストイーサネットまでしか使えない。
今回はダイソーで「LANケーブル Cat6 フラットタイプ」を購入した。パッケージには、カテゴリー6に対応していると記載されていた。ギガビットイーサネットで使う分には問題なさそうだ。
配線しやすく持ち運びやすいフラットケーブル
LANケーブル Cat6 フラットタイプは、きしめん状で薄いフラットケーブルを採用している。ケーブルの幅は6ミリ、厚さはわずか1.6ミリだ。家具の裏や扉の下といった狭い空間でも配線しやすい。しかも柔軟性があって折り曲げやすいので、小さくまとめれば持ち運びも容易だ。ケーブルの長さは約1メートルで、床下から卓上ぐらいまでなら十分届く。
コネクター部分にあるつめは、破損を防ぐためのカバーで保護されている。LANケーブルはコネクターのつめが壊れるとケーブルがポートから抜けやすくなり、「つながらない」というネットワークトラブルの原因になる可能性がある。カバーがあるのとないのとでは安心感が違う。