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 USB充電器は日常生活に欠かせないものになりつつある。スマートフォンやタブレットの充電はもちろん、ワイヤレスヘッドホンや電子たばこなど、USB充電器で充電できる機器は多い。最近はワイヤレス充電に対応した機器も増えてきた。そのほとんどが「Qi」という規格を採用しており、それに対応している充電器を用意すればケーブルを挿さず置くだけで充電できる。

 スマホやタブレットの最新機種は、USB充電器が付属しないことがあり、別途用意しなければならない状況も増えてきた。USB充電器やワイヤレス充電器は家電量販店で1000円~2000円程度で売られているが、100均ショップでも入手できる。今回は100均ショップで購入できるUSB充電器やワイヤレス充電器を集めた。今回の記事は100均ショップで販売している製品を扱っているものの、110円(税込み)で購入できる製品は登場しないのであらかじめお断りしておく。

 ダイソーで売っていた「AC ADAPTER POWER DELIVERY」は、USB Type-CとUSB Type-Aの2つの充電端子を持つUSB充電器。USB Type-C端子は、高速充電規格のUSB PDに対応している。最大20Wの出力が可能。USB Type-A端子も高速充電規格「Quick Charge 3.0」に対応し、こちらも最大18Wの出力に対応する。

ダイソーで売っていた「AC ADAPTER POWER DELIVERY」。USB PDとQuick Charge 3.0に対応するUSB充電器
ダイソーで売っていた「AC ADAPTER POWER DELIVERY」。USB PDとQuick Charge 3.0に対応するUSB充電器
価格は770円(税込み)(写真はスタジオキャスパー、以下同)
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 USB PDやQuick Charge 3.0は、通常のUSB端子よりも、電圧や電流を増やして大電力を出力し、充電時間を短縮する仕組み。それぞれ、対応スマホと組み合わせたときのみ利用可能だ。USB PDの対応機器は多く「iPhone 8」以降の「iPhone」や、USB Type-C端子を備えるAndroidスマホやタブレットの多くで利用できる。Quick Charge 3.0は米Qualcomm(クアルコム)が推奨する規格で、同社のチップを搭載するスマホやタブレットで利用できる。なお、USB PDによる急速充電を使うには、USB PD対応のUSBケーブルやLightningケーブルが別途必要になる。

 この充電器を使い筆者の「iPhone 12 Pro MAX」をバッテリー残量20%の状態から充電したところ、1時間30分程度で満充電になった。5V2.4A出力を持つ通常のUSB充電器を使うと3時間以上かかるため、充電時間を半分近くも短縮できていた。

 価格は770円(税込み)。100均ショップの製品としてはかなり高価だ。ただし、USB PDに対応し、出力が20WのUSB充電器は安くても1000円程度はする。そう考えると、770円はかなり破格と感じる。

USB Type-C端子とUSB Type-A端子を備える。サイズは幅50×奥行き54×高さ29センチメートル。最新のUSB充電器と比べると大きく感じるが、それでも手のひらに載るサイズだ
USB Type-C端子とUSB Type-A端子を備える。サイズは幅50×奥行き54×高さ29センチメートル。最新のUSB充電器と比べると大きく感じるが、それでも手のひらに載るサイズだ
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 なお、2端子を同時に利用できるが、その場合の合計出力は15Wに制限される。また、USB PDは一部のパソコンの充電にも使われているが、この充電器の出力は20Wと低いため、パソコンの充電には向いていないので注意したい。