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 2022年3月、東京電力管内の電力需給がひっ迫し、大規模停電の恐れがあるとして、最大限の節電を求める「電力需給ひっ迫警報」が関東1都8県で発令された。いつ停電になってもおかしくない状況に不安を覚えた人は多いだろう。

 夜間に停電すると、電気が使えず真っ暗になることだろう。そのような状況だと暗がりで手や足などを何かにぶつけたり、階段から足を踏み外したりといったことが起こり得る。そこで緊急時に備えて、自分の周囲を照らすLEDライトを用意しておきたいところだ。乾電池を電源として使うLEDライトであれば、停電時にも使いやすい。家電量販店で500円程度から購入できるが、100均ショップにも多くのLEDライトが売られている。

 「カラビナ付 2WAYランタン」は、先端と側面の2種類のライトを選択できるLEDランタン。先端には31ルーメンと明るめのLEDを備えており、手に持って周囲を照らすような場面で使いやすい。本体側面には先端のLEDよりもさらに明るい55ルーメンのCOB(Chip On Board) LEDを搭載、周囲を明るく照らす。高い位置のフックなどにぶら下げて使うのがいいだろう。

ダイソーやキャンドゥ、セリアなど各100均ショップで売っていた「カラビナ付 2WAYランタン」。2つのLEDを搭載するLEDランタンだ
ダイソーやキャンドゥ、セリアなど各100均ショップで売っていた「カラビナ付 2WAYランタン」。2つのLEDを搭載するLEDランタンだ
価格は110円(税込み)(写真はスタジオキャスパー、以下同)
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 LEDは電源スイッチを押すと切り替えられる。LEDはいずれも明るいが、照射できる範囲は狭いと感じた。自分の周囲のみを照らすような使い方に向いている。

 電源は単4形乾電池を3本使う。側面のCOB LEDを常時点灯して利用できる時間を調べたところ、100均ショップで売っているアルカリ電池を利用して約6時間も点灯していた。緊急時に使うには十分な長さだ。ただ、電池カバーはねじで固定する仕組み。衝撃で外れにくい半面、緊急時に交換しにくいと感じた。

先端に明るさ31ルーメンのLEDを搭載する。手に持って使いやすい
先端に明るさ31ルーメンのLEDを搭載する。手に持って使いやすい
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側面には55ルーメンのCOB LEDを搭載する。周囲をまんべんなく明るく照らす
側面には55ルーメンのCOB LEDを搭載する。周囲をまんべんなく明るく照らす
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