「プラスチック製買い物袋」(以下、レジ袋)が、2020年7月1日から有料化される。有料化を推進する経済産業省の特設サイトによると、レジ袋を使う小売業の全てがレジ袋有料化の対象になるという。街中には有料化を済ませた店舗も数多くあり、買い物の際にレジ袋を購入したことがある人も多いだろう。
多くの物を買い込むスーパーマーケットならともかく、コンビニでちょっとした買い物をするときですら、2020年7月1日以降はレジ袋にお金がかかる。レジ袋の価格は店舗が自由に決めることができ、既に有料化している店舗だと1~5円で売られている。
大した額ではないものの、廃棄物や資源の制約、地球温暖化に対してレジ袋の利用をなるべく控えようというのがこの有料化の趣旨だ。エコバッグを常に携行するようにすれば、レジ袋を購入しなくて済む。
衣料品店や雑貨屋などで数多くのエコバッグが売られているが、100均ショップにもある。100均ショップで売られているエコバッグの中で、コンパクトに折り畳むことができ、持ち歩きたくなるようなシンプルなデザインの3製品を紹介する。
セリアで売られていた「FASTENER ECO BAG無地」は、無地のビニール製のトートバッグ。素材はポリエステルとポリプロピレンを使い、表面に若干のツヤがあるためか見た目は安っぽい。だが、素材はテントで使われるような生地と似ており、強く引っ張っても全く伸びることはなかった。
かなりの強度がありそうなので、重たい物を運ぶときには心強い。生地は柔らかく手のひらサイズまで折り畳めるため、スーツやズボン、ビジネスバッグなどのポケットにも収納しやすい。雨水もよく弾きそうだ。
収納部のサイズは幅46.5×高さ40センチメートル、底面のマチが11.5センチもあり広い。分厚い漫画週刊誌3~4冊を余裕で入れられる。開口部にはファスナーも備えており、エコバッグを倒しても中身の拡散を防げる。電車の網棚にも楽に置け、使い勝手はよさそうだ。また、手提げ部分は長いので、手に持つだけでなく肩にかけても持ち歩きやすい。