ゲームを競技として楽しむ「eスポーツ」が世界で沸騰するなか、出遅れていた日本勢がようやく動き始めた。NTTグループやソフトバンク、インテルらICT企業が触手を伸ばし、トヨタ自動車やローソンなど大手企業が相次ぎ広告協賛した。オリンピック種目入りも噂されるeスポーツ。大手企業が相次ぎ参入するのは、潜在顧客への宣伝の場や技術のショーケースとして有望視しているからだ。一方で高額賞金をめぐる議論など不透明な部分も残る。ゲームはスポーツたり得るのか。デジタル技術が支える娯楽産業、eスポーツの正体に迫る。

連載
eスポーツを動かす先端技術
目次
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先端技術が宝の持ち腐れに、日本eスポーツのガラパゴス問題
先端ITを結集しつつあるeスポーツ。しかしこのままではせっかくの先端技術が宝の持ち腐れになる恐れがある。技術的には十分成熟しているものの、ビジネスとして提供するメドが立っていないためだ。
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eスポーツの輸出に注力する韓国、課題は画面のフリーズ
eスポーツの選手であるプロゲーマーは、ここ10年ほど小学生のなりたい職業のトップ10にランクイン――。1998年に家庭向けのブロードバンドと「PCバン」と呼ばれるネットカフェの登場とともに始まった韓国のeスポーツ産業は、今やサッカーや野球と変わらないほど認知度が高いエンターテインメントに成長してい…
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注目集めるNBA 2K、eスポーツがもたらす新たなコラボ
個人やチームがビデオゲーム、もしくはスマートフォンのゲームで対戦して勝敗を競うeスポーツ。その最大の市場である米国でここ2年ほど目立つのが、リアルなスポーツ界からの参入である。
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先端技術が動かすeスポーツ、トヨタとNTTが参入する理由
アジア競技大会の競技種目になり、将来のオリンピック種目入りも噂されるeスポーツ。このeスポーツを支える技術開発をIT企業が急いでいる。
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