Wordでは、画像や図形、テキストボックス、SmartArtの作図などを「オブジェクト」と呼ぶ。オブジェクトは文書内で自由に配置することができ、種類も使い方も多様だ(図1)。テキストボックスなら凝ったタイトルを作ったり、地図や顔写真で説明を補足したりするのに使える。画像をイメージカットとして散りばめたり、図形で流れ図を作ったりと、場面ごとに役割は異なる。肝心なのは、オブジェクトが最も効果的に見える配置やスタイルを工夫すること。まずはオブジェクト配置の基本を押さえておこう(図2、図3)。

図3 配置場所から動かないようにするには、「ページ上で位置を固定する」をオンにする。これでオブジェクトは文章と一緒にずれることがない。Word 2007/2010では「その他のレイアウトオプション」を選択し、「位置」タブで「文字列と一緒に移動する」をオフにする
配置後も、文字列との間隔を空けるなど微調整を行う。図4では、写真の下にキャプションを入れる空間を作った。複数のオブジェクトを並べるときは、「配置」コマンドできちんとそろえよう(図5)。