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システムの仕事、6割がやりがい感じる

 情報システムは社会・企業活動に欠かせない。システムの重要性は増している。システムの仕事はやりがいのある仕事のはずだ。

 システムの現場で働く人々は、実際にどう感じているのだろうか。そこで、「あなたは、現在の仕事にやりがいを感じていますか」とストレートに聞いてみた。

「あなたは、現在の仕事にやりがいを感じていますか。現在の気持ちに最も近いものを選んでください」に対する回答
IT関係者の6割はやりがいを感じている
「あなたは、現在の仕事にやりがいを感じていますか。現在の気持ちに最も近いものを選んでください」に対する回答
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 ユーザー企業のシステム部門/システム子会社の回答者の場合、「やりがいを感じている」が67%だった。「やりがいを感じている」(50%)と「やりがいを感じているが、部署異動や転職を考えている」(17%)を合算した数値である。

 一方、ITベンダー/IT・経営コンサルティングの回答者の場合、「やりがいを感じている」は64%である。内訳は、「やりがいを感じている」が44%、「やりがいを感じているが、部署異動や転職を考えている」が20%だ。

 自由意見でも、前向きに仕事に取り組んでいることを示すような意見が多く寄せられた。例えば、「注目を集めるのは、トラブルが起こった時だけ、という状況にやるせなさを感じることもある。だが、システムを作ることには、かなりのやりがいを感じている」(中小ユーザー企業のシステム課長)。

 こんな意見もある。「システム部門は、日々役割が変化する。全社の様々な部署と“対峙”しているからだ。社内の流れを感じつつ、情報システムの企画から運用を担うのは、やりがいがある」(大手ユーザー企業のシステム部長)。

 急速な技術進化を楽しむ声もある。「技術の進化が速いので毎日が勉強の連続。やりがいがある」(システム子会社の主任)。こうした意見を見ると、「自分の仕事は3K」と自虐的になるのは、もうやめたほうがいいのではないかとも思える。

 全体平均で約3割を占める「やりがいを感じてない」という回答にも目を向けてみる。図に示したように、「やりがいを感じていない」の回答比率は、ユーザー企業が33%、ITベンダーが36%である。

 やりがいを感じていないものの、「当面は続けるつもり」という割合は、ユーザー企業とITベンダーともに25%だった。異動や転職などによって、自ら環境を変えようという回答者は1割に満たない。

 今回の調査結果を見る限り、やりがいを感じながら仕事に取り組んでいる回答者の比率の方が、そうでないとする割合よりも多い。これはIT業界にとって、明るい結果といえるのではないだろうか。

 とはいえ、気は抜けない。より魅力的な職場にし、「やりがいを感じている」という従業員を裏切らないようにしたり、少しでも「やりがいを感じる」従業員を増やしたりすることが求められる。システムの仕事でリーダーを務める人材には、その責任が重くのしかかっているといえそうだ。