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真の競争相手は新規参入組

 最後に、高い市場成長率が期待される中で、日系部品メーカーの競争力が必ずしも高くない自動運転やコネクテッド関連部品については、OEMとの連携により地力を高めていくことが必要となる。もう一つの発想としては、競争領域と協調領域の切り分けの中で、むしろその「肝」となる部分を協調領域とすることで開発競争となることを避けていくというアプローチを視野に入れる必要があるだろう。

 この点での真の競争相手は、既存の海外の部品メーカーではなく、ITサービスや半導体領域からの新規参入者である。これを考慮すると、同業である海外の部品メーカーと規格先性やビジネスモデル検討の場面などで共同歩調を取りながら進めることも必要になるかもしれない。

 実際に、これらの領域で先行していた欧米のティア1サプライヤーが、IT系プレーヤーとの開発競争による投資負担が重荷となり、自動運転関連の部門を分社化する動きが相次いでいる。これらの動きについても今後、日系部品メーカーは注視していく必要がある。