2018年は日仏友好160周年に当たる。無名だった坂倉準三が1937年に「パリ万国博覧会日本館」の設計で建築部門グランプリを受賞し世界的名声を得るなど、日本とフランスの建築界は深い関係にある。日仏友好記念企画の一環として10月10日から、パリの現代建築のシンボルともいえる「ポンピドーセンター」で、安藤忠雄展が始まった。それを機に、パリで日本人建築家が手掛けたプロジェクトや、パリで見るべき最新建築、今こそ改めて参考にしたい近代建築を30件リポートする。

2018年は日仏友好160周年に当たる。無名だった坂倉準三が1937年に「パリ万国博覧会日本館」の設計で建築部門グランプリを受賞し世界的名声を得るなど、日本とフランスの建築界は深い関係にある。日仏友好記念企画の一環として10月10日から、パリの現代建築のシンボルともいえる「ポンピドーセンター」で、安藤忠雄展が始まった。それを機に、パリで日本人建築家が手掛けたプロジェクトや、パリで見るべき最新建築、今こそ改めて参考にしたい近代建築を30件リポートする。
シャルル・ド・ゴール空港、グラン・アルシュほか
フランスの建築家ポール・アンドリュー氏が、2018年10月11日に急逝した。80歳だった。ポンピドー・センターで開催中の安藤忠雄展で、安藤氏やジャン・ヌーベル氏らと記念写真を撮った3日後だった。
「必見30選」ついに完結!ラストは「ブース・デ・コマース」
パリ出張から戻って約2カ月。ようやく30件目のリポートにたどり着いた。ラストは、初回にリポートした安藤忠雄展の目玉、ブース・デ・コマース」だ。
フォンダシオン・ルイ・ヴィトン、パリ市裁判所、フィル・ハーモニー・ド・パリほか
これからパリに行く人に「最近の話題作を1つだけ見るとしたら、どこに行くべきか?」と尋ねられたとしよう。筆者は迷いなく、ここを薦める。フランク・ゲーリー氏の設計により、2014年にブローニュの森の北側に完成した「フォンダシオン・ルイ・ヴィトン」だ。
小池都知事の思いを託した「FUROSHIKI PARIS(ふろしきパリ)」
この連載(パリ近現代建築総まくり!必見30選https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00459/)では、日仏友好160周年を機に、パリ市内の名建築30件をリポートしている。今回は、建築巡りをひと休みして、11月1日に始まった田根剛氏設計によるパ…
シネマテーク・フランセ、フランス国立図書館、カルティエ現代美術財団ほか
今回はフランク・ゲーリー氏が90年代に設計した「シネマテーク・フランセ」からスタートする。近作の「フォンダシオン・ルイ・ヴィトン」と見比べると、その進化が感慨深い。
ポンピドー・センター、新オペラ座、アラブ世界研究所ほか
前々回、前回とパリ市内にある日本人設計者の建築を10件巡ってきた。今回からは、それ以外の見るべき建築をエリアごとにに見ていく。
アトリエ・ワンの公営集合住宅、エントレポット・マクドナルド、とらやパリ店ほか
前回は、世界への扉を開いた昭和世代の日本人建築家たちがパリで実現した建築を紹介した。今回はここ10年ほどの間に日本人建築家がパリで手掛けた、あるいは手掛けているプロジェクトを、年代順に見ていこう。
グラン・テクラン、パシフィック・タワー、コニャック・ジェイ病院ほか
日本とフランスの建築界は深い関係にある。2018年は日仏友好160周年。それを機に、パリで日本人建築家が手掛けたプロジェクトや、パリで見るべき最新建築、今こそ改めて参考にしたい近代建築を30件リポートする。
2018年は日仏友好160周年に当たる。日仏両国で開催されたイベント「ジャポニスム2018」の終盤の目玉企画として、10月10日からパリの「ポンピドー・センター」で、安藤忠雄展が始まる。開幕に先立ち、10月8日18時(日本時間9日1時)から現地で行われた関係者向けの内覧会の様子をリポートする。