木材活用はテナント契約に影響する?
最後に、ビジネスパーソンは「木造」「木質」建築をどう捉えているのかの調査結果を紹介する。
商業ビル内に自身の勤務先が店舗を構えていると回答した人に、「勤務先が木材を使った商業施設とのテナント契約に興味・関心があるか」を尋ねた。全体では「興味・関心がある」は25.8%だったが、テナント契約時の入居先選定に関与する層、現在すでに木材を使った建物とテナント契約している層、勤務先のオフィスが木材を使った建物である層では、興味・関心がより高くなる結果が出た。
一方、別の設問で「木材を使った商業施設とのテナント契約は自社のブランドイメージ向上に好影響を与えるか」を聞いたところ、62.4%が「好影響を与える」と回答した。
木材を使った建物に取り組む企業のイメージを尋ねた結果では、全体で94.5%が好感を持つと回答。立場を問わず多くの人が、木材を使った建物に取り組む企業に好印象を抱いていることが分かった。